和光市の市民葬儀制度|市負担4万円・規格料金・葬儀後は申請できない

「和光市の市民葬儀制度」「祭壇規格・申込み方法をわかりやすく」と書かれた紺色の見出し画像

和光市には、市が葬儀費用の一部を負担する「市民葬儀制度」があります。
ただ市の案内を読んでも、いくら安くなるのか、何が含まれるのかが分かりにくいと感じる方は少なくありません。

この制度には、知らないまま葬儀を終えると取り返しがつかない一点があります。
それは、葬儀が終わってからの申請は受け付けてもらえないという決まりです。
あとから市役所へ行っても、4万円は戻ってきません。

この記事では、和光市が公表している金額をそのまま並べて解説します。
仕様1と仕様2の違い、付属品16品目の単価、申し込みの手順まで、2026年8月時点の市公式資料をもとに整理しました。

この記事でわかること
  • 市が1件につき40,000円を葬儀社へ直接支払い、施主は総経費から4万円を引いた額を払う
  • 祭壇は仕様1が75,000円・仕様2が140,000円(いずれも税別)で、火葬料と霊柩車は別に規格がある
  • ドライアイスや会葬礼状など付属品16品目の単価も市が公表している
  • 申し込みは葬儀の前に委託葬儀社へ伝える方式で、葬儀終了後の申請は受け付けてもらえない

目次

和光市の市民葬儀制度とは?市が1件4万円を負担するしくみ

和光市の市民葬儀制度とは?市が1件4万円を負担するしくみ

和光市の市民葬儀制度は、市が1件につき40,000円を葬儀社へ直接支払う制度です。
施主が払うのは、規格にもとづく総経費から4万円を差し引いた金額になります。

和光市の市民葬儀制度は、あらかじめ市と葬儀社が取り決めた規格で葬儀を行うしくみです。
祭壇、火葬、霊柩車、付属品のそれぞれに単価が決められており、費用の見通しを立てやすいのが特徴といえます。

まず押さえたいのは、お金の流れです。
4万円は喪主の口座へ振り込まれるのではなく、市から葬儀社へ直接支払われます。
施主から見ると、請求書の合計から4万円が引かれている状態です。

出典:和光市「市民葬儀制度」(2026年8月時点)

用語メモ:「市民葬」と「規格葬儀」

市民葬や区民葬と呼ばれる制度は、自治体が葬儀社と決めた規格・料金で葬儀を行うしくみの総称です。
補助の額も対象になる品目も自治体ごとに違い、和光市では「市民葬儀制度」という名称で運用されています。

利用できるのは3つの条件をすべて満たす場合

市民葬儀を使えるかどうかは、次の3つの条件で決まります。
ひとつでも外れると対象になりません。
特に見落としやすいのは、葬儀を行う場所の条件です。

条件内容
①住民登録亡くなった方または施主が和光市に住民登録をしている
②場所葬儀が原則として和光市内で行われる
③葬儀社市が委託している葬儀社を利用する

①は「亡くなった方または施主」なので、故人が市外にお住まいでも施主が和光市民なら対象になり得ます。
逆に、施主が県外在住でも故人が和光市民であれば①の条件は満たします。
迷う場合は、市の担当課に電話で確認するのが確実です。

③は市の資料で「委託葬儀社」、市のページで「市が指定する葬儀社」と案内されている事業者を指します。
この一覧にない葬儀社では制度そのものが使えず、病院で紹介された葬儀社が指定葬儀社とは限りません。
紹介をその場で決めたくないときの断り方は、病院で紹介された葬儀社を断る方法で解説しています。

問い合わせ先は市役所1階の戸籍住民課

制度そのものについて質問したいときの窓口は、市民環境部 戸籍住民課 住民担当です。
電話は048-424-9112で、市役所1階にあります。
金額や条件は年度によって見直されるため、実際に使う直前に確認しておくと安心です。

制度の相談窓口(2026年8月時点)
  • 和光市 市民環境部 戸籍住民課 住民担当 048-424-9112(直通)
  • 市役所代表 048-464-1111
  • 申し込み自体は市役所ではなく、委託葬儀社へ直接伝えます

市民葬儀は、和光市の葬儀を考えるうえでの選択肢のひとつにすぎません。
火葬場の場所や費用の相場を含めた全体像は、和光市の葬儀の進め方をまとめた完全ガイドで確認できます。

仕様1と仕様2の規格料金はいくら?

仕様1と仕様2の規格料金はいくら?

祭壇は仕様1が3段飾りで75,000円、仕様2が5段または4段飾りで140,000円です。
火葬料は共通で6歳以上72,000円、霊柩車は仕様1が21,673円・仕様2が40,000円です。
いずれも税別の金額になります。

市民葬儀の中心になるのが、この仕様1と仕様2という2つの規格です。
祭壇の大きさと霊柩車の格が違い、火葬料は共通になっています。
下の表は、市が公表している金額をそのまま並べたものです。

項目仕様1仕様2
祭壇及び祭具3段飾り 75,000円5段又は4段飾り 140,000円
火葬(最上等)6歳以上72,000円72,000円
火葬(最上等)6歳未満39,600円39,600円
霊柩車21,673円40,000円

出典:和光市「市民葬儀制度のご案内」(令和8年4月1日現在・PDF)。すべて税別。

注意したいのは、これらがすべて税別の表示だという点です。
民間の葬儀プランは税込で示されることが多く、そのまま並べると比較を誤ります。
見積書を受け取ったら、税込か税抜かを最初に確かめてください。

仕様1と仕様2はどう選べばよいか

選び方の軸は、参列される方の人数と祭壇の見え方です。
家族と近しい親族だけで送るなら、3段飾りの仕様1でも祭壇として十分に整います。
会葬者が多く、広い式場で正面から見られる場面が想定されるなら仕様2が候補になります。

金額の差にも目を向けてください。
祭壇で65,000円、霊柩車で18,327円の差があり、合計では8万円を超えます。
市の負担4万円より大きな差なので、仕様選びのほうが総額への影響は大きいといえます。

仕様を決める前に確認したいこと
  • 参列される方はおよそ何人か(家族だけか、会社関係まで呼ぶか)
  • 式場の広さに対して、祭壇の大きさが釣り合うか
  • 仕様1と仕様2で、総額がいくら変わるか葬儀社に試算してもらったか

規格料金に含まれないものがある

市が金額を示しているのは、祭壇・火葬・霊柩車と付属品の単価までです。
お布施などは含まれないと市が明記しています。
お寺や神社へお渡しする分は、別に用意しておく必要があります。

また、市は市民葬儀の「総額の目安」を公表していません。
そのため「市民葬なら全部で◯円」と言い切れる資料は存在しないのが実情です。
式場を使う場合の費用や飲食・返礼品などは、葬儀社の見積りで確かめてください。

葬儀費用がどんな費目でできているかを先に知っておくと、見積りの読み違いが減ります。
費目の全体像は葬儀費用の内訳で、和光市の実際の相場感は和光市の葬儀費用相場でまとめています。

付属品16品目の単価はいくら?

付属品16品目の単価はいくら?

ドライアイス10kgが9,000円、会葬礼状1枚100円、人件費1人19,000円などと単価が決まっています。
使わない品目は合計額から差し引かれ、増やせばその分だけ加算されます。

市民葬儀のもうひとつの特徴が、付属品の単価まで公表されている点です。
祭壇や火葬だけでなく、ドライアイスや会葬礼状といった細かな品目まで金額が決まっています。
見積書の内訳を、市の単価と1行ずつ突き合わせられるということです。

品目単位単価(税別)
ドライアイス10kg一昼夜分9,000円
会葬礼状(清め塩・封筒付き)1枚100円
供物盛菓子1対8,000円
写真引伸(カラー)1枚26,000円
線香・ろうそく1葬儀5,000円
テーブル1台2,600円
いす1脚370円
受付盆1式500円
高張提灯1対21,000円
テント1張26,000円
腕章・リボン1枚400円
臨時照明具1個1,600円
マイク等1式13,000円
人件費1人19,000円
寝台車1台21,000円
後飾り1式7,000円

出典:和光市「市民葬儀制度のご案内」(令和8年4月1日現在・PDF)。すべて税別。

使わない付属品は合計額から差し引かれる

付属品は、使った分だけ加算され、使わなければ差し引かれます。
たとえば会葬礼状は、家族だけの葬儀ならほとんど必要ありません。
テントや高張提灯も、屋内の式場で行うなら出番がない場合があります。

一方で、増えやすい品目もあります。
ドライアイスは一昼夜分で9,000円なので、安置日数が延びるほど積み上がります。
和光市には火葬場がなく近隣の火葬場を使うため、混み具合によって日数が延びることがあります。

見積りで確かめたい3点
  • ドライアイスが何日分で計算されているか
  • 人件費が何人分入っているか
  • 会葬礼状の枚数が、実際の参列人数と合っているか

収骨容器は1つ無料になる

付属品の備考には、収骨容器についての記載もあります。
戸田葬祭場指定の2号・3号・5号のいずれか1つが無料になるという内容です。
骨がめ、骨箱、記名料が対象に含まれます。

この記載から、市民葬儀では戸田葬祭場の利用が想定されていると読み取れます。
戸田葬祭場は名前から戸田市にあると思われがちですが、実際は東京都板橋区舟渡にある民営の施設です。
詳しくは戸田葬祭場の利用ガイドで解説しています。

申し込みは葬儀前に|終わってからでは使えない

申し込みは葬儀前に|終わってからでは使えない

市民葬儀は、委託葬儀社に「市民葬儀で行いたい」と伝えて申し込みます。
市役所での手続きはなく、葬儀が終わってからの申請は受け付けてもらえません。

この記事でいちばんお伝えしたいのが、この申し込みのタイミングです。
市民葬儀は、葬儀社との打ち合わせのなかで申し出て初めて適用されます。
後日、市役所の窓口へ領収書を持参しても4万円は支給されません。

葬儀終了後の申請は受け付けできない、と市が明記しています。
制度を知らないまま葬儀を終えてしまうと、あとから取り戻す方法はありません。
だからこそ、最初の電話や打ち合わせの席で口に出すことが大切です。

出典:和光市「市民葬儀制度」(2026年8月時点)

この一言を忘れずに

葬儀社へ最初に連絡したときに、こう伝えてください。
「和光市の市民葬儀で行いたいのですが、対応できますか」。
この一言で、委託葬儀社かどうかと制度が使えるかを同時に確認できます。

タイミング別に見た利用の可否

いつ伝えれば間に合うのかを、時系列で整理しました。
ご逝去から葬儀までは短く、迷っている時間はほとんどありません。
早い段階で伝えるほど、祭壇や付属品の組み方に無理がなくなります。

タイミング市民葬儀の利用
生前・事前相談の段階もっとも確実(委託葬儀社かどうかも確認できる)
ご逝去直後・搬送の依頼時可能。この時点で伝えるのが望ましい
葬儀の打ち合わせ中可能。仕様や付属品を決める前に申し出る
葬儀が終わったあと受け付けられない

もっとも確実なのは、元気なうちに調べておくことです。
事前相談をしておけば、委託葬儀社かどうかも仕様の選び方も落ち着いて決められます。
相談の進め方は葬儀の事前相談ガイドにまとめました。

葬祭費5万円とは別の制度

市民葬儀とよく混同されるのが、葬祭費の5万円です。
この2つは、支払われる相手も申請の時期もまったく違います。
下の表で違いを確かめてください。

項目市民葬儀制度葬祭費
金額1件40,000円50,000円
誰に支払われるか市から葬儀社へ直接葬祭を行った方(喪主)へ
申請の時期葬儀の前に葬儀社へ申し出葬祭をした日の翌日から2年以内

出典:和光市「国民健康保険 葬祭費」(2026年8月時点)。後期高齢者医療の葬祭費は埼玉県後期高齢者医療広域連合から支給されます。

葬祭費は、故人が加入していた健康保険から喪主へ支給されるお金です。
国民健康保険では「喪主等の方が和光市民の場合のみ」が対象と市が案内しており、後期高齢者医療は埼玉県後期高齢者医療広域連合が支給主体になります。
申請の手順や必要書類は和光市の葬祭費・補助金の申請方法で詳しく解説しています。

委託葬儀社23社と選び方

委託葬儀社23社と選び方

令和8年度の委託葬儀社(市の指定葬儀社)は23社で、そのうち和光市内に所在するのは3社です。
市外の事業者も多く含まれるため、依頼先は年度版の一覧で確かめてください。

市民葬儀を使うには、市が委託している葬儀社に依頼する必要があります。
令和8年4月1日現在の一覧では23社が掲載されています。
和光市内に所在するのは3社で、残りは近隣の朝霞市・新座市・志木市や、東京都の板橋区・練馬区の事業者です。

この一覧は年度ごとに更新されます。
古いページや他社サイトの転載ではなく、市が公開している最新の年度版を確認してください。
金額についても、旧料金のまま掲載している情報が見受けられます。

委託葬儀社一覧の確認先

最新の一覧は、和光市公式サイトの市民葬儀制度のページと、そこから開ける案内PDFで確認できます。
なおアイワセレモニーも、令和8年度の委託葬儀社23社の1社として市の資料に掲載されています。

葬儀は原則として和光市内で行う

忘れられがちなのが、葬儀を原則として市内で行うという条件です。
依頼先が市外の事業者でも、式そのものは和光市内で行うのが前提になります。
そのため、市内で使える式場を確保できるかが実務上の分かれ道になります。

和光市内で式場として使われているのは、寺院の式場や葬儀社の自社ホールです。
また市内に火葬場はなく、朝霞市・志木市・新座市との4市共用火葬場が検討されている段階のため、火葬は近隣の施設で行うことになります。
アイワセレモニーも和光市内に自社ホールを持ち、市内での葬儀に対応しています。

市民葬儀と自社プランはどう比べるか

市民葬儀は、祭壇と火葬と霊柩車を規格でそろえる考え方です。
いっぽう葬儀社の自社プランは、必要な品目をひとまとめにした定額の考え方になります。
どちらが向くかは、参列人数と式の形で変わります。

比べるときのこつは、税込か税抜かをそろえることです。
市民葬儀の金額はすべて税別、アイワセレモニーのプランは税込表示です。
参考までに、当社のプラン価格を挙げておきます。

プラン税込価格(税抜)
火葬式107,800円〜98,000円
一日葬272,800円〜248,000円
家族葬327,800円〜298,000円
一般葬547,800円〜498,000円

市民葬儀を使う場合も、自社プランで組む場合も、まずは見積りを出してもらうのが早道です。
各プランの内容は葬儀プラン一覧で確認できます。
どちらが合うか分からないときは、ご相談フォームからお問い合わせください。

まとめ|和光市の市民葬儀で押さえる4点

まとめ|和光市の市民葬儀で押さえる4点

制度を使うか迷っている間に葬儀が終わると、4万円は受けられなくなります。
最初の連絡のときに「市民葬儀で行いたい」と伝えることが、いちばんの要点です。

和光市の市民葬儀制度は、金額が細かく公表されている分かりやすい制度です。
ただし、使えるかどうかは条件とタイミングで決まります。
要点を最後にまとめます。

  • 市が1件40,000円を葬儀社へ直接支払い、施主は総経費から4万円を引いた額を負担する
  • 条件は住民登録・原則市内での葬儀・委託葬儀社の利用の3つ
  • 祭壇は仕様1が75,000円、仕様2が140,000円。火葬は6歳以上72,000円(いずれも税別)
  • 葬儀終了後の申請は受け付けられないため、必ず葬儀の前に申し出る

もし今、ご葬儀が目の前に迫っているなら、迷わず電話で確かめてください。
アイワセレモニーは0120-499-249で24時間365日ご相談を承っています。
市民葬儀で行いたい旨をお伝えいただければ、条件に当てはまるかの確認からご案内します。

よくある質問

よくある質問|和光市の市民葬儀制度
市民葬儀と葬祭費5万円は両方受けられますか?

根拠が異なる別々の制度で、
市の資料に「一方を使うともう一方が受けられない」といった記載はありません。
ただし併用できると明記した案内も見当たらないため、
実際の可否は市の保険年金課(048-424-9127)へご確認ください。
市民葬儀は市が葬儀社へ4万円を直接支払うしくみ、
葬祭費は加入していた健康保険から喪主へ支給される給付です。

市役所へ申請書を出す必要はありますか?

市民葬儀については、市役所での申請手続きは案内されていません。
委託葬儀社に「市民葬儀で行いたい」と伝える方式です。
制度そのものへの質問は、戸籍住民課 住民担当(048-424-9112)が窓口になります。

故人が和光市民ではありませんが使えますか?

条件は「亡くなった方または施主が和光市に住民登録をしていること」です。
施主が和光市民であれば条件を満たす可能性があります。
ただし葬儀を原則として市内で行うことも必要になります。

火葬料の72,000円はどの火葬場の料金ですか?

市の資料には「火葬(最上等)」とあり、
施設名の明記はありません。
ただし収骨容器の備考で戸田葬祭場が指定されており、
同葬祭場の利用が前提と読み取れます。
実際に使う施設は、葬儀社との打ち合わせでご確認ください。

市民葬儀にすると総額はいくらになりますか?

和光市は総額の目安を公表していません。
公表されているのは祭壇・火葬・霊柩車と付属品の単価までです。
そのため総額は、選ぶ仕様と付属品の数量によって変わります。

※本記事の制度内容・金額は2026年8月時点で和光市が公開している情報にもとづきます。
市民葬儀の料金はすべて税別で、お布施等は含まれず、委託葬儀社の一覧は年度ごとに更新されます。
当社プランの価格は税込表示で、式場使用料や飲食・返礼品などの実費は別途です。最新の内容は和光市公式サイト、または戸籍住民課 住民担当(048-424-9112)へご確認ください。

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