和光市民は板橋区・練馬区の区民葬儀を使える?|戸田葬祭場の火葬券と代わりの制度

「板橋区・練馬区の区民葬儀」「和光市民は対象になる?」と書かれた紺色の見出し画像

「板橋区の区民葬儀を使えば、火葬が安くなると聞いた」。
和光市で葬儀の準備を始めた方から、そんな声をいただくことがあります。

和光市民の多くが火葬でお世話になるのは、板橋区舟渡にある戸田葬祭場です。
施設が板橋区にあるため、区民葬儀の火葬券が自分にも使えるのではと考える方がいます。
けれども区民葬儀は、施設の場所ではなく住んでいる場所で決まる制度です。

さらに2026年4月には、区民葬儀の火葬券が使える火葬場に大きな変更がありました。
この記事では、板橋区・練馬区の区民葬儀を2026年8月時点の情報で整理します。
あわせて、和光市民が実際に使える制度がどれなのかもはっきりさせます。

練馬区にお住まいの方が区民葬儀を使うときの手順は、アイワセレモニー練馬の練馬区の区民葬儀でくわしくご案内しています。

この記事でわかること
  • 区民葬儀の火葬券が使えるのは戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場の3か所
  • 対象は故人または葬儀を行う親族が23区内に住民登録がある場合。和光市民は原則対象外
  • 2026年3月31日の火葬分で東京博善6斎場の区民葬は終了し、助成金へ切り替わった
  • 和光市民が使えるのは市民葬儀の4万円と葬祭費5万円の2つ

目次

板橋区・練馬区の区民葬儀|火葬券はどこで使える?

板橋区・練馬区の区民葬儀|火葬券はどこで使える?

火葬券が使えるのは戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場の3施設です。
ただし対象は、故人か葬儀を行う親族が23区内に住民登録している場合に限られます。

区民葬儀は、東京23区が共通で運営している葬儀の規格料金制度です。
区が指定した取扱店へ申し込むと、決められた料金で葬儀の主要な部分を頼めます。
板橋区も練馬区も、この23区共通の仕組みに参加しています。

申し込むと区役所などで「区民葬儀券」が交付されます。
券は祭壇・霊柩車・火葬の3種類に分かれていて、必要なものだけを使う形です。
お布施や飲食費、式場の使用料はこの制度に含まれません。

区民葬儀券の3つの区分

・祭壇券/棺・祭壇一式など、葬儀の中心になる部分
・霊柩車券/ご遺体を式場から火葬場へ運ぶ車両
・火葬券/指定された民間火葬場での火葬
3種類すべてを使う必要はなく、火葬券だけを使うこともできます。

火葬券が使えるのは民間の3施設だけ

火葬券には、使える施設があらかじめ決まっています。
令和8年4月1日版の特別区区民葬儀料金表では、対象は民間火葬場の3か所です。
そのうちのひとつが、和光市民になじみのある戸田葬祭場になります。

火葬料金は大人59,600円、小人34,500円という規格料金です。
戸田葬祭場の一般料金(最上等)は大人80,000円ですから、差は2万円あまりになります。
祭壇と霊柩車にも、次のような規格料金が設定されています。

券の種類料金(令和8年4月1日版)
火葬(大人)59,600円
火葬(小人)34,500円
祭壇C券100,100円〜A1券312,180円
霊柩車宮型指定車37,400円〜
対象の火葬場戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場
特別区区民葬儀料金表(令和8年4月1日版)より。2026年8月時点で確認。

戸田葬祭場そのものの料金区分については、別の記事で細かく整理しています。
区民葬・市民葬・一般料金の差を知りたい方は戸田葬祭場の料金の記事をご覧ください。

出典:板橋区「区民葬儀料金表(令和8年4月1日)」/戸田葬祭場「料金」

対象になるのは23区内に住民登録がある場合

ここが、和光市の方にとっていちばん大切なところです。
板橋区は区民葬儀について「亡くなられた方、もしくは葬儀を行う親族の方が23区内にお住まいであれば利用できる」と案内しています。
つまり判断の基準は、施設の場所ではなく人の住民登録です。

  • 故人が板橋区や練馬区に住民登録していた場合=使える
  • 故人は和光市民でも、葬儀を行う親族が23区民の場合=使える可能性がある
  • 故人も親族も和光市民の場合=対象外(火葬場が板橋区にあっても同じ)
  • 和光市に住んでいるが板橋区で働いている、通院していた=対象外

戸田葬祭場は板橋区舟渡にありますが、民設民営の施設です。
そのため、和光市民が利用しても自動で区民料金にはなりません。
和光市民には和光市民のための制度があり、後半で詳しくお伝えします。

出典:板橋区「区民葬儀」(更新日2026年7月9日)

2026年4月から区民葬儀は何が変わった?

2026年4月から区民葬儀は何が変わった?

東京博善の6斎場は2026年3月31日の火葬分で区民葬の取扱いを終えました。
4月1日からは普通炉87,000円となり、代わりに助成金の制度へ切り替わっています。

これまで区民葬儀の火葬券は、東京博善が運営する斎場でも使えました。
町屋・落合・代々幡・四ツ木・桐ヶ谷・堀ノ内の6斎場です。
この取扱いが2025年8月1日の発表を経て、2026年春に終了しました。

あわせて火葬料金の改訂も行われています。
普通炉の料金は90,000円から87,000円へ引き下げられました。
変更の前後を並べると、次のようになります。

項目2026年3月31日まで2026年4月1日から
東京博善6斎場の区民葬取扱いあり取扱い終了
同6斎場の普通炉(大人)90,000円87,000円
区民への支援区民葬儀券区民葬儀助成金
戸田葬祭場の火葬券使える引き続き使える
東京博善の発表および板橋区・練馬区の公表内容より。2026年8月時点。

出典:東京博善「ご利用料金」/練馬区「区民葬儀助成金」(更新日2026年4月1日)

戸田葬祭場の火葬券は今も有効

変わったのは東京博善6斎場の扱いだけです。
戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場での火葬券は、2026年8月時点でも有効です。
板橋区・練馬区の区民の方が戸田葬祭場を使うなら、火葬券は今までどおり利用できます。

制度の名前が似ているため、混乱しやすい場面です。
「区民葬が終わったらしい」という話は、東京博善の斎場に限った話だと考えてください。
ご自身の場合にどちらが当てはまるかは、火葬場を決める段階で確かめると確実です。

2026年8月時点の整理

・戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場を使う23区民=火葬券59,600円が使える
・東京博善6斎場を使う23区民=火葬券は使えず、助成金の申請へ
・和光市民=どちらも対象外。市民葬儀と葬祭費で考える
制度は改定されることがあるため、申し込み前に区や葬儀社へご確認ください。

区民葬儀助成金はいくら受け取れる?

区民葬儀助成金はいくら受け取れる?

助成額は大人27,000円・小人15,000円が上限です。
東京博善6斎場で基準の火葬料金を支払った方が対象で、期限は火葬の翌日から2年です。

火葬券が使えなくなった6斎場の利用者向けに、区が用意したのが助成金です。
板橋区・練馬区とも、内容はほぼ同じ形で案内されています。
火葬券のようにその場で値引きされるのではなく、後から申請してお金を受け取る仕組みです。

対象になるのは、基準となる火葬料金をきちんと支払った場合です。
大人87,000円・小人50,000円という最低料金が、その基準になります。
練馬区では、祭壇または霊柩車を1つ以上使うことも条件に挙げています。

項目板橋区練馬区
助成額(大人)上限27,000円上限27,000円
助成額(小人)上限15,000円上限15,000円
対象施設東京博善6斎場東京博善6斎場
基準の火葬料金大人87,000円/小人50,000円大人87,000円/小人50,000円
申請期限火葬の翌日から2年2年
板橋区(更新日2026年7月9日)・練馬区(更新日2026年4月1日)の公表内容より。2026年8月時点で確認。

出典:板橋区「区民葬儀」/練馬区「区民葬儀助成金」

戸田葬祭場を使うと助成金は対象外になる

ここは見落としやすい点です。
板橋区は「区内の戸田葬祭場は区民葬儀火葬券が利用できるため助成金の対象外」と明記しています。
つまり、火葬券と助成金はどちらか一方という関係になります。

区の案内では、理由もあわせて示されています。
戸田葬祭場では火葬券を使えば59,600円で火葬でき、支援がすでに行き届いているためです。
どちらの火葬場を選ぶかで、使える制度が自動的に決まると考えてください。

負担額で比べるとどうなるか

・戸田葬祭場で火葬券を使う=59,600円の負担(助成金なし)
・東京博善6斎場で助成金を使う=87,000円を支払い、後日上限27,000円が戻る
助成が上限まで出た場合、最終的な負担はどちらも6万円前後になります。
金額だけでなく、式場の場所や移動距離もあわせてお考えください。

火葬券と助成金の違いを整理する

2つは名前が似ていますが、支払いのタイミングも申請先も違います。
火葬券は葬儀の前に受け取り、その場で規格料金が適用されます。
助成金は葬儀が終わってから、区へ申請して振り込みを受ける形です。

比較項目区民葬儀の火葬券区民葬儀助成金
受け取るもの券(規格料金の適用)現金(後日振込)
手続きの時期葬儀の前火葬の後
使える火葬場戸田・多磨・谷塚東京博善6斎場
併用できない(戸田葬祭場の利用は助成金の対象外)
2026年8月時点。詳細な要件はお住まいの区の窓口でご確認ください。

どちらの制度も、和光市民が直接使えるものではありません。
その前提で、次に和光市の場合を見ていきます。

和光市民・和光市の式場を使う場合はどうなる?

和光市民・和光市の式場を使う場合はどうなる?

和光市民は原則として区民葬儀の対象外です。
代わりに和光市の市民葬儀(4万円)と葬祭費(5万円)が用意されています。

和光市は埼玉県で、23区ではありません。
そのため、故人も葬儀を行う親族も和光市民という一般的なケースでは区民葬儀を使えません。
火葬場が板橋区にあることは、この判断に影響しません。

そのかわりに、和光市には市民葬儀制度が用意されています。
市民葬儀を使えば、火葬(最上等・6歳以上)は72,000円(火葬料は非課税)と定められています。
住民登録の場所ごとに整理すると、次のような関係です。

住民登録火葬料の扱い使える制度
板橋区・練馬区など23区59,600円区民葬儀の火葬券
和光市72,000円(火葬料は非課税)和光市の市民葬儀+葬祭費
上記以外80,000円お住まいの自治体の制度
23区は特別区区民葬儀料金表(令和8年4月1日版)の火葬料金、和光市は市民葬儀制度の火葬(最上等・6歳以上/税別)、それ以外は戸田葬祭場の一般料金(最上等・大人)。2026年8月時点。

和光市全体の流れをつかみたい方は、和光市の葬儀の進め方をまとめた記事もあわせてご覧ください。

成増など23区民が和光市の式場を使うケース

逆のパターンもあります。
成増駅は板橋区成増二丁目にあり、東武東上線で和光市駅の隣です。
和光市白子は板橋区成増や練馬区旭町と直接隣り合っていて、生活圏がつながっています。

そのため、板橋区や練馬区にお住まいの方が和光市内の式場を選ぶことは珍しくありません。
この場合、式場が埼玉県内でも住民登録は23区のままです。
火葬を戸田葬祭場で行うなら、区民葬儀の火葬券を使える余地があります。

板橋区は助成金についても、故人の住民登録が23区外でも火葬費用を負担した方が23区内に住民登録していれば支給の対象になると案内しています。
ご家族の住まいが県境をまたいでいる場合は、火葬券と助成金のどちらに当てはまるかを一度確認しておく価値があります。

県境をまたぐときの確認手順

1. 故人と喪主の住民登録が、それぞれどこにあるかを確かめる
2. 23区が含まれるなら、その区の区民葬儀の窓口へ利用の可否を問い合わせる
3. 火葬場を戸田葬祭場にするか、東京博善の斎場にするかを決める
4. 決まった内容を葬儀社に伝え、見積書へ反映してもらう
成増周辺の葬儀の事情は成増エリアの葬儀の記事でも触れています。

和光市民が使えるのは市民葬儀4万円と葬祭費5万円

和光市民の方は、まずこの2つを押さえておくと整理しやすくなります。
ひとつは和光市の市民葬儀制度で、市が1件につき40,000円を葬儀社へ直接支払います。
もうひとつは国民健康保険などの葬祭費で、喪主に50,000円が支給されます。

  • 市民葬儀/市が40,000円を負担。市の委託葬儀社を使い、原則市内で葬儀を行うことが条件。事後の申請は受け付けられません(→和光市の市民葬儀制度の記事)
  • 葬祭費/国民健康保険から50,000円。喪主が和光市民であることが条件で、期限は葬祭の翌日から2年(→葬祭費・補助制度の記事)

市民葬儀は葬儀の前に申し出ることが必須です。
ここが区民葬儀の助成金といちばん違うところで、後からの手続きは認められていません。
使うつもりがあるなら、葬儀社へ最初の連絡をする段階で伝えてください。

出典:和光市「市民葬儀制度」/和光市「葬祭費」

アイワセレモニーでは、和光市内の自社ホールでの式に対応しています。
火葬は戸田葬祭場を利用する形が基本で、市民葬儀制度でのご葬儀も承っています。
火葬料・式場使用料・お布施・お料理・返礼品はプランに含まれず別途かかるため、総額でご確認ください。

目的・予算別のプラン(2026年8月時点・税込)

・火葬式 107,800円〜(税抜98,000円〜)/通夜と告別式を行わない形
・一日葬 272,800円〜(税抜248,000円〜)/告別式と火葬を1日で
・家族葬 327,800円〜(税抜298,000円〜)/近しい方だけで見送る形
・一般葬 547,800円〜(税抜498,000円〜)/ご会葬の方を広くお迎えする形
火葬料はプランに含まれません。式場使用料やお布施などの実費は別途必要です。詳しくは葬儀プラン一覧をご覧ください。

まとめ|住民登録の場所で使える制度が決まる

まとめ|住民登録の場所で使える制度が決まる

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 区民葬儀の火葬券が使えるのは戸田葬祭場・多磨葬祭場・谷塚斎場の3施設
  • 対象は故人か葬儀を行う親族が23区内に住民登録している場合に限られる
  • 火葬料金は大人59,600円・小人34,500円(令和8年4月1日版)
  • 東京博善6斎場の区民葬は2026年3月31日の火葬分で終了し、助成金へ移行
  • 助成金は上限大人27,000円・小人15,000円。戸田葬祭場の利用は対象外
  • 和光市民が使えるのは市民葬儀40,000円と葬祭費50,000円の2つ

制度は毎年のように見直されていて、2026年はとくに動きの大きい年でした。
ご自身がどれに当てはまるか迷ったときは、住民登録の場所から確かめると整理しやすくなります。
アイワセレモニーでは和光市内の自社ホールをご用意し、火葬料を含めた総額のお見積りを承っています。
ご相談は0120-499-249(フリーダイヤル・24時間365日)へ、施設の詳細は自社ホールのページをご覧ください。

区民葬儀と和光市の制度に関するよくある質問

区民葬儀と和光市の制度に関するよくある質問
和光市民ですが、戸田葬祭場は板橋区にあるので区民葬儀を使えますか?

使えません。
区民葬儀の対象は、故人または葬儀を行う親族が23区内に住民登録している場合です。
火葬場の所在地は関係しないため、和光市民の方は和光市の市民葬儀制度をご検討ください。

故人は和光市民でしたが、喪主である私は板橋区民です。何か受けられますか?

板橋区は、故人の住民登録が23区外でも火葬費用を負担した方が23区内に住民登録していれば
助成金の対象になると案内しています。
火葬券についても「葬儀を行う親族が23区内にお住まいであれば利用可」とされていますが、
個別の判断は区の窓口によりますので事前にご確認ください。

区民葬儀の火葬券と助成金は、両方まとめて使えますか?

併用はできません。
板橋区は、火葬券が使える戸田葬祭場の利用は助成金の対象外と明記しています。
使う火葬場によって、どちらの制度になるかが自動的に決まると考えてください。

和光市の市民葬儀と葬祭費は、両方受けられますか?

市民葬儀は市から葬儀社への支払い、
葬祭費は国民健康保険からの給付で、
根拠が異なる別々の制度です。
市の資料に「一方を使うともう一方が受けられない」という記載は見当たりませんが、
併用できると明記した案内もないため、
可否は各窓口でご確認ください。

板橋区民ですが、和光市内の式場で葬儀を行っても問題ありませんか?

式場の場所に制限はなく、
和光市内の施設をお使いいただけます。
そのほかのご質問はよくある質問のページにもまとめています。

※本記事の制度内容・料金は2026年8月時点で確認したものです。区民葬儀および区民葬儀助成金の要件・金額は変更される場合があるため、板橋区・練馬区の各窓口で必ずご確認ください。※和光市の市民葬儀制度は令和8年4月1日現在の市公式資料に基づく税別表示で、詳細は和光市 戸籍住民課 住民担当(048-424-9112)へ、葬祭費は保険年金課 国民健康保険担当(048-424-9127)へお問い合わせください。※戸田葬祭場の火葬料は非課税で、改訂される場合があります。※アイワセレモニーのプラン料金は2026年8月時点の税込表示で、火葬料・式場使用料などの実費は別途必要です。

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