
「蕨市で暮らす親に、もしものことがあったら自分が喪主になるかもしれない」。
そう考えたとき、何から調べればよいのかわからず手が止まる方は少なくありません。
蕨市は全国でいちばん面積の小さい市で、市内に火葬場がありません。
火葬は市の外の施設で行い、式場の選び方も川口市・戸田市・板橋区まで含めて考えることになります。
さらに料金や使える制度は、亡くなった方・喪主・申請者のだれがどこに住んでいるかで変わります。
この記事では、蕨市で葬儀をするには何を押さえればよいかを、火葬場・式場・制度・窓口の早見表にまとめました。
- 蕨市内に火葬場はなく、主な選択肢は戸田葬祭場・めぐりの森・浦和斎場の3か所です。
- 火葬料や式場の条件は、故人・喪主・申請者のだれの住所かで変わります。
- 市民葬は葬儀の前に指定店へ、葬祭費5万円は葬儀のあとに喪主が申し込みます。
- 死亡届は市役所1階の市民課へ出し、夜間と休日は北側の時間外受付窓口が預かります。
蕨市で葬儀をするには、まず何を押さえればいい?

蕨市内には火葬場がなく、火葬は戸田葬祭場など市外の施設で行います。
式場は、市内の寺院の式場や近隣のホール、火葬場の式場から選びます。
制度は市民葬と葬祭費が柱で、申し込む時期が違います。
葬儀の準備は、火葬場・式場・制度・窓口の4つに分けると見通しが立ちます。
下の早見表は、2026年9月時点の公式情報をもとに1項目を1行にまとめ、くわしい記事へつないでいます。
| 項目 | 蕨市の | くわしい記事 |
|---|---|---|
| 火葬場 | 市内にはない。戸田葬祭場(板橋区舟渡・民営)、めぐりの森(川口市営)、浦和斎場(さいたま市営)が主な選択肢 | 蕨市の火葬場 |
| 火葬料(大人) | 戸田葬祭場は最上等で80,000円(非課税)。めぐりの森は市外100,000円、浦和斎場は市外56,000円 | 蕨市の火葬場 |
| 式場 | 市内の寺院の式場、戸田葬祭場の式場、川口市・戸田市のホールや会館など | 蕨市の斎場案内 |
| 市民葬 | 市が祭壇・火葬・霊柩車の費用の一部を負担する。葬儀の前に委託指定店(4社)へ申し込む | 蕨市の市民葬 |
| 葬祭費 | 国保・後期高齢者医療は5万円。葬儀の翌日から2年以内に喪主が申請する(会社の保険は埋葬料) | 蕨市の葬祭費 |
| 生活保護の方 | 葬祭扶助。生活支援課(048-433-7713)へ事前に相談する | 生活保護の方の葬儀 |
| 死亡届 | 死亡を知った日から7日以内。窓口は本庁舎1階の市民課 | 蕨市の死亡届 |
| 夜間・休日の届出 | 市役所北側の時間外受付窓口が預かる。受理は後日の開庁日 | 蕨市の死亡届 |
| 手続きの相談 | おくやみ窓口。予約制で1日4回 | おくやみ窓口 |
| 年末年始 | 戸田葬祭場・めぐりの森・浦和斎場は、どれも1月1日〜3日と友引は火葬が休み | 年末年始の葬儀 |
| お墓・終活 | お墓の探し方と、元気なうちの相談先は別の記事で整理 | お墓・霊園/終活の相談先 |
出典:戸田葬祭場「料金」(2023年4月1日改訂)/川口市「めぐりの森」(2026年2月19日更新)/さいたま市「浦和斎場」(2026年8月18日更新)/蕨市「市民葬」。表のほかの項目の出典は、それぞれの章に載せています。2026年9月19日確認(めぐりの森と浦和斎場は9月20日に再確認)。
蕨・川口・戸田をひとつの生活圏として考える
蕨市の面積は5.11km²で、市の境を少し越えれば川口市や戸田市の施設があります。
そのため蕨市での葬儀は、市内だけで完結させるより、近隣の施設と組み合わせる形になりやすいのです。
蕨市の市民葬も、亡くなった方が蕨市民なら川口市・戸田市内での葬儀を対象にしています。
一方で川口市や戸田市の独自の制度は、それぞれの市民のための仕組みです。
- 亡くなった方・喪主・火葬を申請する方の、それぞれの住所。
- 亡くなった方が入っていた健康保険(国保・後期高齢者医療・会社の保険)。
- 蕨市の市民葬を使うかどうか。
- 亡くなった直後に、ご遺体を安置する場所。
病院からの搬送と安置のご相談は、お急ぎの方へのページから24時間受け付けています。
故人・喪主・申請者、だれの住所で何が変わる?

火葬料や式場の条件は、施設ごとに「だれの住所で決めるか」が違います。
めぐりの森は故人か申請者、浦和斎場の式場は故人か喪主の住所で決まります。
戸田葬祭場は、住所による料金の違いがありません。
親は蕨市、子は川口市やさいたま市というように、家族の住所が分かれていることはよくあります。
そのとき条件を決める「住所」は、施設や制度によって違います。
主な施設と制度を、「だれの住所か」で並べると次のとおりです。
| 施設・制度 | だれの | 蕨市の |
|---|---|---|
| 戸田葬祭場の火葬料 | 住所による区分はない | 最上等80,000円。市民葬の指定店を通せば72,000円 |
| めぐりの森の火葬料 | 故人か申請者(火葬許可証に記載される方) | 申請者が川口市在住なら30,000円。それ以外は100,000円 |
| 浦和斎場の火葬料 | 亡くなった方 | 喪主がさいたま市民でも56,000円 |
| 浦和斎場の葬祭場(式場) | 亡くなった方か、祭祀を主宰する方(喪主など) | 喪主がさいたま市民なら使える |
| 蕨市の市民葬 | 亡くなった方か、葬儀を行う方 | 故人が蕨市民なら蕨・川口・戸田市内と戸田葬祭場。葬儀を行う方だけが蕨市民なら蕨市内 |
| 葬祭費(国保・後期) | 亡くなった方が入っていた健康保険 | 蕨市の国保か後期高齢者医療なら、蕨市役所で喪主が申請 |
| 川口市の葬祭事業 | 申請者(施主)か亡くなった方。めぐりの森で火葬することも条件 | 家族全員が蕨市民なら対象外 |
| 戸田市の葬祭助成金 | 亡くなった方(戸田市に住民登録) | 蕨市民が亡くなった場合は対象外 |
| 死亡届の提出先 | 死亡地・本籍地・届出人の所在地 | どれかにあたる市区町村に出せる |
出典:川口市「めぐりの森」(2026年2月19日更新)/めぐりの森「利用案内」(PDF)/さいたま市「浦和斎場」(2026年8月18日更新)/川口市「葬祭事業」(2026年4月1日更新)/戸田市「葬祭助成金」(2026年7月16日更新)/蕨市「市民葬」/蕨市「死亡届」。2026年9月19日確認。
表で見落としやすいのは、「喪主」と「申請者」が同じ人とは限らない点です。
めぐりの森でいう申請者は、火葬許可証に記載される方を指しています。
だれの名前で死亡届と火葬の申請を出すかは、届け出の前に決めておく必要があります。
例1 蕨市の親を、川口市に住む子が申請者として送る
火葬許可証に申請者として載る子が川口市に住んでいれば、めぐりの森の火葬料は市内料金の30,000円です。
家族がみな蕨市民の場合の100,000円と比べると、70,000円の差になります。
ただし、めぐりの森には式場がありません。
また川口市以外の方の予約は、火葬希望日の2日前の17時から、空いている枠だけが対象です。
故人が蕨市民で申請者が川口市民のとき、予約がどちらの扱いになるかは、事前にめぐりの森へ確かめてください。
川口市の葬祭事業は、申請者(施主)か亡くなった方が川口市民で、めぐりの森で火葬する場合に使えます。
アイワセレモニー(川口支店)は、この葬祭事業の令和8年度の登録業者一覧に載っています。
蕨市の市民葬と一緒に使えるかは公式に書かれていないため、両市の窓口に確かめてください。
制度の中身は川口市の葬祭事業の記事で扱っています。
- 死亡届と火葬の申請を、だれの名前で出すか。
- めぐりの森の予約を、いつから取れるか。
- 式を行う場合、式場をどこにするか(めぐりの森には式場がない)。
めぐりの森の料金と予約の仕組みはめぐりの森の記事にまとめています。
例2 蕨市の親を、さいたま市に住む子が喪主として送る
浦和斎場の火葬料は、亡くなった方の住所で決まります。
親が蕨市民なら、喪主がさいたま市民でも火葬料は市外料金の56,000円です。
一方で浦和斎場の葬祭場は、亡くなった方か祭祀を主宰する方がさいたま市民なら使えます。
火葬料は市外料金のまま、式場は使えるという組み合わせになります。
なお、浦和斎場の通夜室は2026年3月31日で廃止されています。
日程を組むときは、式場と火葬の空きを一緒に確かめます。
施設のくわしい内容は浦和斎場の案内ページにまとめています。
- 見積もりの火葬料が、市外料金(56,000円)になっているか。
- 式場と火葬の予約を、同じ日程でそろえて取れるか。
例3 市外に住んでいた親を、蕨市に住む子が送る
蕨市の市民葬は、葬儀を行う方が蕨市民の場合も使えます。
このときの条件は、葬儀を蕨市内で行うことです。
亡くなった方が蕨市民なら、川口市・戸田市内や戸田葬祭場での葬儀も対象になります。
葬儀を行う方だけが蕨市民の場合は、場所が蕨市内に限られる点が違います。
葬祭費は、亡くなった方が入っていた健康保険で申請先が決まります。
親が蕨市の国保や後期高齢者医療に入っていなければ、申請先は親が加入していた保険の窓口です。
- 亡くなった時点で、親の住民登録が蕨市にあったか。
- 亡くなった時点で、親が入っていた健康保険はどこか。
- 市民葬を使うなら、式を行う場所が蕨市内か。
ご家族の住所や保険の事情に合わせた進め方は、無料の事前相談でもお話しできます。
火葬場と式場は、蕨市の方はどこを使う?

火葬場は、戸田葬祭場・めぐりの森・浦和斎場の3か所が主な選択肢です。
蕨市の市民葬で使う火葬場は、戸田葬祭場と決まっています。
式場は、制度・人数・火葬場との距離で候補を絞ります。
3つの火葬場は、運営する主体も料金の決め方も違います。
戸田葬祭場は民営で、めぐりの森と浦和斎場は住民かどうかで料金が変わる公営の施設です。
火葬料は大人1名の額で、いずれも非課税です。
| 火葬場 | 蕨市の | 式場と予約 |
|---|---|---|
| 戸田葬祭場(東京都板橋区舟渡・民営) | 最上等80,000円。市民葬の場合は72,000円 | 式場が3種類ある。火葬の予約は葬祭業者を通す |
| めぐりの森(川口市新井宿・川口市営) | 市外100,000円。申請者が川口市在住なら30,000円 | 式場はない。市外の方の予約は2日前の17時から |
| 浦和斎場(さいたま市桜区・さいたま市営) | 市外56,000円 | 葬祭場はさいたま市民の葬儀に限る |
出典:戸田葬祭場「料金」(2023年4月1日改訂)/川口市「めぐりの森」/めぐりの森「利用案内」(PDF)/さいたま市「浦和斎場」。大人の区切りは、めぐりの森と浦和斎場が12歳以上、戸田葬祭場の小人は満6歳以下です。2026年9月19日確認。
戸田葬祭場は、名前から戸田市にあると思われがちな施設です。
実際の所在地は東京都板橋区舟渡で、住んでいる場所による料金の違いはありません。
火葬場ごとの待合室の費用や、日程の取りやすさの違いは蕨市の火葬場の記事でくわしく扱っています。
戸田葬祭場の料金の区分は戸田葬祭場の区分別の料金に、施設の概要は戸田葬祭場の施設案内にまとめています。
式場は「制度」と「人数」で候補が絞れる
式場は、市民葬を使うかどうかで候補が大きく変わります。
市民葬で仕様1を選んだ方は、市が決めた2つの「市民葬祭式場」を使えます。
三学院 極楽殿(北町)は150,000円、宝樹院会館(中央)は130,000円で、通夜と告別式の2日間を使えます。
市の案内では、2日間の使用料を150,000円以内(税別)としています。
市民葬を使わない場合の料金や条件は、それぞれの寺院に確かめる必要があります。
火葬場と同じ建物で式を行いたい場合は、戸田葬祭場の式場が候補になります。
光の間297,000円、せせらぎの間198,000円、思食の間253,000円(いずれも税込)です。
| 式場の種類 | 主な例 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 市内の寺院の式場 | 三学院 極楽殿/宝樹院会館 | 蕨市内で式を行いたい。市民葬の仕様1を使う |
| 火葬場の式場 | 戸田葬祭場(光の間・せせらぎの間・思食の間) | 式場から火葬場への移動をなくしたい |
| 葬儀社のホール | アイワホール西川口(川口市並木・25席・駐車場10台) | 家族を中心に、少人数で式を行いたい |
| 戸田市の会館・寺院 | 町会館や寺院の式場(斎場案内に一覧) | 戸田市に縁がある。近くの会館を使いたい |
出典:蕨市「市民葬」(2025年9月11日更新)/戸田葬祭場「料金」。2026年9月19日確認。
寺院の式場や会館は、利用の条件や控室の有無が施設ごとに違います。
施設ごとの設備は蕨市の斎場案内で見比べられます。
高齢のご親族が電車で来られる場合は、駅からの距離も候補を絞る材料になります。
蕨市内で駅から歩いて行ける会場は寺院の会館が中心で、蕨駅から歩いて行ける葬儀場では、宝樹院会館の徒歩10分・60席といった徒歩の分数と席数を会場ごとにまとめています。
予約の取り方と休みの日は、火葬場ごとに違う
戸田葬祭場の火葬の予約は、葬祭業者を通して申し込みます。
個人で直接申し込むことはできないため、火葬の日時は葬儀社への依頼と同時に決まっていきます。
3か所とも、友引の日と1月1日〜3日は火葬を行っていません。
年末年始は休みが重なるため、火葬までの日数が延びやすくなります。
その時期の見通しは年末年始の葬儀の記事で整理しています。
- 戸田葬祭場・めぐりの森・浦和斎場は、友引と1月1日〜3日は火葬が休み。
- 戸田葬祭場の火葬は、葬祭業者を通して予約する。
- めぐりの森は、川口市以外の方の予約が2日前の17時から。
- 浦和斎場の葬祭場は、故人か喪主がさいたま市民の場合だけ使える。

蕨市で使える葬儀の制度は?市民葬・葬祭費・葬祭扶助の違い

市民葬は、葬儀の前に委託指定店へ申し込み、市が費用の一部を負担する制度です。
葬祭費は、葬儀のあとに喪主が申請して5万円を受け取る給付です。
生活保護を受けている方は、葬祭扶助を先に相談します。
蕨市で葬儀のときに使える制度は、申し込む時期も窓口もそれぞれ違います。
取り違えると、使えたはずの制度を使いそびれることがあります。
| 制度 | 中身 | 申し込む |
|---|---|---|
| 蕨市の市民葬 | 祭壇・火葬・霊柩車の費用の一部を市が負担。市の負担は仕様1が63,000円、仕様2が100,000円 | 葬儀の前に委託指定店へ。問い合わせは福祉総務課(048-433-7753) |
| 葬祭費(国保) | 5万円を喪主に支給 | 葬儀の翌日から2年以内。医療保険課 医療費給付係(048-433-7736) |
| 葬祭費(後期高齢者医療) | 5万円を喪主に支給 | 葬儀の翌日から2年以内。医療保険課 長寿医療係(048-433-7503) |
| 埋葬料(会社の健康保険) | 生計を維持されていた方に5万円など | 亡くなった方が加入していた健康保険 |
| 葬祭扶助(生活保護) | 葬儀の費用を扶助する。上限額がある | 生活支援課(蕨市福祉事務所・048-433-7713)。事前に担当のケースワーカーへ |
出典:蕨市「市民葬」/蕨市「葬祭費(国民健康保険)」/蕨市「葬祭費(後期高齢者医療)」/全国健康保険協会「埋葬料」/蕨市「生活保護」。2026年9月19日確認。
生活保護を受けている方の葬儀は、葬祭扶助の対象になることがあります。
市の「生活保護のしおり」は、上限額があるため事前に担当のケースワーカーへ確認するよう案内しています。
窓口と進め方は生活保護を受けている方の葬儀の記事で説明しています。
戸田市の葬祭助成金5万円は、亡くなった方が戸田市民の場合の制度で、蕨市民は対象外です。
市民葬は「葬儀の前」に「指定店」へ申し込む
市民葬の申込先は市役所ではなく、市が委託している4社の指定店です。
依頼するときに「市民葬で」と伝えて申し込みます。
施主の負担は、税込の経費から市の負担を引いた額です。
市の案内をもとに税10%で計算した参考額は、仕様1が176,720円、仕様2が46,220円です。
写真・ドライアイス・会葬礼状・お布施・火葬場までの車・休憩料は、この金額に含まれません。
世帯が全員住民税非課税の場合の上乗せや、5歳以下の割引もあります。
指定店への申し込みが条件なので、使うかどうかは依頼先を決める前に考えておきます。
アイワセレモニーは、蕨市の市民葬の委託指定店ではありません。
市民葬を使いたい場合は、市の指定店へ直接お申し込みください。
指定店以外に依頼した場合、戸田葬祭場の火葬料は一般料金(最上等80,000円)で考えます。
仕様・式場・申し込み方は蕨市の市民葬の記事で整理しています。
葬祭費は「葬儀のあと」に喪主が申請する
葬祭費は、亡くなった方が蕨市の国保か後期高齢者医療に入っていた場合に、喪主へ5万円が支給されます。
期限は葬儀を行った日の翌日から2年で、1件につき1回です。
申請では、喪主のフルネームがわかる会葬礼状・領収書・請求書のどれかを出します。
会社の健康保険の資格を失ってから3か月以内に亡くなった場合は、前の健康保険から支給されます。
- 国保と後期高齢者医療で、係と電話番号が違う。
- 見積書では申請できない(請求書は葬祭日以降の発行に限る)。
- 支払いのときに、領収書の宛名を喪主にしておく。
必要書類と窓口の場所は蕨市の葬祭費の記事にまとめています。
葬祭費の申請は、アイワセレモニーでのご葬儀でもお手伝いします。
亡くなったあとの届け出と手続きは、蕨市役所のどこへ?

死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に出します。
窓口は本庁舎1階の市民課で、夜間と休日は北側の時間外受付窓口が預かります。
そのあとの手続きは、予約制のおくやみ窓口でまとめて相談できます。
死亡届を出せるのは、亡くなった場所・本籍地・届出人の所在地のいずれかの市区町村です。
届出人になれるのは、同居の親族、同居していない親族、同居者、家屋の管理人などです。
主な窓口は次のとおりで、市の「おくやみ手続きガイド」に載っている年金の窓口も加えました。
| 窓口 | 受け付けること | 時間・連絡先 |
|---|---|---|
| 市民課 記録係(本庁舎1階) | 死亡届などの戸籍の届出 | 平日8時30分〜17時15分/048-433-7752 |
| 時間外受付窓口(市役所北側) | 死亡届を預かる。受理は後日の開庁日 | 平日の夜間と、土日・休日・年末年始は終日 |
| おくやみ窓口 | 市役所内の手続きを1か所で案内 | 予約制・1日4回/048-430-7827 |
| 医療保険課 | 葬祭費の申請 | 国保 048-433-7736/後期 048-433-7503 |
| 保健センター(北町) | 遺族の健康相談(保健師の面談・電話、こころの健康相談) | 048-431-5590 |
| 浦和年金事務所 | 年金の手続き全般 | 048-831-1638 |
出典:蕨市「死亡届」(2026年4月7日更新)/蕨市「時間外の戸籍の届出」/蕨市「おくやみ窓口」/蕨市「令和8年度 おくやみ手続きガイド」(2026年4月1日時点・PDF)。2026年9月19日確認。
塚越・錦町などの連絡室は、市の案内では証明書の交付を扱う窓口です。
戸籍の届出の受付は書かれていないため、死亡届は本庁舎か時間外受付窓口へ出します。
夜間・休日の死亡届は「預かり」になる
平日の17時15分から翌朝8時30分までと、土日・休日・年末年始は、時間外受付窓口が死亡届を預かります。
受理は後日の開庁日で、預かった日にさかのぼって受理されます。
国民健康保険などの手続きは、時間外受付窓口ではできません。
開庁日に、あらためて市役所へ行く必要があります。
時間外に預けたとき、火葬許可証をいつ受け取れるかは市の案内に書かれていません。
火葬の日程が迫っているときは、市民課(048-433-7752)に確かめてください。
届け出の流れは蕨市の死亡届の記事でくわしく扱っています。
- 葬儀社に連絡し、搬送と安置の場所を先に決める。
- 医師から死亡診断書(または死体検案書)を受け取る。
- 死亡届は、市役所北側の時間外受付窓口に預けられる。
- 国保などの手続きは、開庁日にあらためて行う。
夜間の搬送のご依頼は、お急ぎの方へのページと0120-499-249(24時間365日)で承ります。
おくやみ窓口は予約制で、1日4回
おくやみ窓口は、市役所内の手続きを1か所で済ませられるよう設けられた窓口です。
枠は9時30分・11時・14時・15時30分の1日4回で、予約は電話(048-430-7827)で受け付けています。
死亡届を蕨市以外に出した場合は、データの反映に時間がかかります。
市は、1週間ほど余裕をみて予約するよう案内しています。
市の「令和8年度 蕨市おくやみ手続きガイド」には、手続きごとにチェック欄がついています。
窓口へ行く前に目を通すと、自分に関係する手続きを絞り込めます。
- 窓口に来る方の本人確認書類。
- 亡くなった方の印鑑登録証とマイナンバーカード。
- 亡くなった方の健康保険の被保険者証など。
予約の取り方と当日の流れは蕨市のおくやみ窓口の記事で説明しています。
数字で見ると、蕨市の葬儀事情はどう見える?

蕨市は面積が全国一小さく、人口密度は全国の市で最も高い市です。
人口は77,671人で、65歳以上は22.6%(当社集計)です。
亡くなる方は年800人前後で、1日あたり2人ほどになります。
市の規模や年齢構成を知っておくと、市外の施設を使う前提がなぜ生まれるのかが見えてきます。
時点と集計の方法がそれぞれ違うので、右の列もあわせてご覧ください。
| 項目 | 数字 | 時点・集計 |
|---|---|---|
| 面積・人口密度 | 5.11km²で全国一小さい市。人口密度は全国の市で最も高い | 市のプロフィール |
| 総人口 | 77,671人(43,644世帯) | 2026年9月1日・住民基本台帳 |
| 65歳以上 | 17,515人(22.6%) | 2026年4月1日・年齢別の表を当社で合計 |
| 75歳以上 | 10,222人(13.2%) | 2026年4月1日・年齢別の表を当社で合計 |
| 年間の死亡数 | 801人(2023年) | 人口動態(南部保健所) |
| 将来の人口 | 74,355人(2040年) | 国立社会保障・人口問題研究所の2023年推計 |
出典:蕨市「市のプロフィール」/蕨市「人口と世帯」/蕨市「年齢別人口」/蕨市「統計わらび」(令和6年版)/蕨市「第3期総合戦略」。65歳以上・75歳以上の割合は、外国人を含む年齢別の表を当社で合計した値です。2026年9月19日確認。
死亡数は、人口動態の統計で2021年が720人、2022年が809人、2023年が801人です。
住民基本台帳の年度の集計では2022年度が838人、2023年度が795人で、数え方によって少しずれます。
市の第9期介護保険事業計画の推計では、高齢化率は2030年に23.1%、2040年に24.6%です。
上の表の22.6%は当社の集計値なので、市の推計とは分けて読んでください。
急に増えるというより、ゆるやかに上がっていく見通しです。
出典:蕨市「第9期介護保険事業計画」。2026年9月19日確認。
葬儀の準備は、どの順番で何を調べればいい?

元気なうち・亡くなった直後・葬儀のあとの3つの時期に分けると、調べる順番が決まります。
元気なうちは費用と式場、直後は搬送と死亡届、あとは葬祭費とおくやみ窓口です。
それぞれの記事で、蕨市の窓口と条件をくわしく説明しています。
元気なうちに調べられることを先に済ませておくと、亡くなった直後の負担が軽くなります。
| 時期 | 調べること | 記事・ページ |
|---|---|---|
| 元気なうち | 終活の相談先とエンディングノート | 蕨市の終活の相談先 |
| 元気なうち | 葬儀の形式と費用の目安 | 葬儀プランの一覧 |
| 亡くなった直後 | 搬送と安置 | お急ぎの方へ |
| 亡くなった直後 | 死亡届と火葬許可証 | 蕨市の死亡届 |
| 葬儀の前 | 市民葬を使うかどうか | 蕨市の市民葬 |
| 葬儀のあと | 葬祭費の申請 | 蕨市の葬祭費 |
| 葬儀のあと | 市役所での手続き | おくやみ窓口 |
| 落ち着いてから | お墓・納骨先 | お墓・霊園の探し方 |
| 落ち着いてから | 相続の相談 | 蕨市の相続相談 |
通夜から火葬までの当日の流れは葬儀の流れのページにまとめています。
戸田市のご家族がかかわる場合は、戸田市で葬儀をするときの基本情報もあわせてご覧ください。
当社に相談できること
アイワセレモニーは、川口市並木のアイワホール西川口を拠点に、蕨市の方の葬儀をお手伝いしています。
火葬式から一般葬まで、形式ごとの費用の目安は葬儀プランの一覧でご覧いただけます。
蕨市の市民葬の指定店ではないため、市民葬を使わない形でのご提案になります。
- ご家族の住所に合わせた、火葬場と式場の組み合わせ。
- 病院や施設からの搬送と、安置の段取り。
- 葬祭費など、葬儀のあとに使える制度の申請。
無料の事前相談のほか、0120-499-249(24時間365日)でもご相談を承ります。
まとめ|蕨市の葬儀は「市外の施設」と「だれの住所か」で整理する

蕨市で葬儀をするには、市外の火葬場を前提に式場と制度を組み合わせます。
料金や制度の条件は、故人・喪主・申請者のだれの住所かで変わります。
市民葬は葬儀の前、葬祭費は葬儀のあとに申し込みます。
ここまでの要点を、あらためて整理します。
- 蕨市内に火葬場はなく、戸田葬祭場は最上等80,000円(市民葬なら72,000円)です。
- めぐりの森は申請者が川口市在住なら30,000円、浦和斎場の火葬料は故人の住所で決まります。
- 市民葬は葬儀の前に指定店4社へ申し込み、市の負担は仕様1が63,000円、仕様2が100,000円です。
- 葬祭費は5万円で、葬儀の翌日から2年以内に喪主が申請します。
- 死亡届は7日以内に市民課へ。おくやみ窓口は予約制で1日4回です。
家族の住所が分かれているほど、確かめることは増えます。
それでも「だれの住所で決まるか」を先に押さえておけば、選べる施設と制度がはっきりします。
いま病院や施設にいて急ぐ場合はお急ぎの方へ、前もって整理したい場合は無料の事前相談をご利用ください。
蕨市のサイト全体の案内はトップページにまとめています。
蕨市で葬儀をするときのよくある質問

- 蕨市内だけで
葬儀を 終える ことは できますか? -
通夜と告別式は、三学院 極楽殿や宝樹院会館など市内の寺院の式場で行えます。
ただし市内に火葬場がないため、火葬は戸田葬祭場など市外の施設で行うことになります。 - 子どもの
火葬料は、 何歳までが 子どもの 料金ですか? -
区切りは施設ごとに違います。
戸田葬祭場の小人は満6歳以下、めぐりの森と浦和斎場は12歳未満です。
蕨市の市民葬では、5歳以下の方が2割引になります(霊柩車は除く)。 - 喪主が
遠方に 住んでいても、 死亡届は 蕨市役所に 出す必要が ありますか? -
死亡届は、亡くなった場所・本籍地・届出人の所在地のいずれかの市区町村に出せます。
ただし蕨市以外に出すと、おくやみ窓口で使うデータの反映に時間がかかります。
市は、1週間ほど余裕をみて予約するよう案内しています。 - 当社に
依頼しても、 蕨市の 市民葬は 使えますか? -
当社は蕨市の市民葬の委託指定店ではないため、当社へのご依頼では市民葬は使えません。
蕨市の国保か後期高齢者医療の葬祭費5万円は、どの葬儀社に依頼しても申請できます。
また当社(川口支店)は、川口市の葬祭事業の令和8年度の登録業者です。
申請者か故人が川口市民で、めぐりの森で火葬する場合は、その制度でのご依頼も承ります。 - 年金の
手続きは どこでしますか? -
蕨市の「おくやみ手続きガイド」では、年金全般の窓口として浦和年金事務所(048-831-1638)を案内しています。
市役所で扱う手続きとは窓口が別なので、予定を分けて考えておくと安心です。 - 蕨市の
市民葬を 使うか どうかは、 いつまでに 決めればよいですか? -
葬儀社に依頼する前に決めておくのが安全です。
市民葬は市役所ではなく、市の委託指定店(4社)に「市民葬で」と申し込む制度だからです。
問い合わせ先は、蕨市 福祉総務課(048-433-7753)です(2026年9月時点)。

本記事の制度・料金・施設の情報は2026年9月時点のものです。蕨市・川口市・さいたま市・戸田市と各施設の公式情報を、2026年9月19日に確認しました。火葬料は非課税として公表されている額です。戸田葬祭場の一般料金は2023年4月1日改訂、浦和斎場の料金表は令和元年10月1日現在のものです。市民葬の金額は市の案内にならい税抜の額で、施主負担の参考額は税10%で計算しています。65歳以上・75歳以上の割合は市の年齢別の表を当社で合計した値、死亡数は「統計わらび」(令和6年版)の人口動態の値です。窓口の時間・料金・制度は変わることがあるため、最新の内容は各市の担当窓口と各施設でご確認ください。


