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遺骨を持って飛行機を利用できる?機内持ち込みするときの注意点

納骨,葬儀手続き,葬儀後
遺骨を飛行機で運ぶ機会は、人生で何度もあるわけではありません。いろいろな制限やルールがあり、戸惑う人も多いです。この記事では、遺骨を持って飛行機を利用したい人向けの内容を紹介します。各航空会社の持ち込み情報や遺骨をスムーズに運ぶ方法、注意点などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。


目次

  1.  飛行機に遺骨を持ち込むことは可能
  2. 遺骨の機内持ち込みについての各航空会社の情報
  3. 国際線を使って日本から海外・海外から日本に遺骨を運ぶ方法
  4. 遺骨を飛行機でスムーズに運ぶためのアイテム
  5. 遺骨を飛行機に持ち込むときの注意点
  6. まとめ

飛行機に遺骨を持ち込むことは可能

飛行機に遺骨を持ち込むことは可能です。具体的にどのような状態であれば良いのでしょうか。

骨壷が機内持ち込み可能なサイズかを確認する

遺骨は手荷物と同じように扱われるため、「機内持ち込み手回り品」として機内に持ち込めます。ただしサイズや重さによっては、持ち込みできないこともあり注意が必要です。持ち込み可能なサイズや重さは、航空会社によって変わるため、事前に確認をとりましょう。

骨壺のサイズは全部で9種類あり、西日本は3寸(9.9cm)~5寸(16.5cm)、そのほかの地域は7寸(23.1cm)ほどになることが一般的です。

遺骨の機内持ち込みについての各航空会社の情報

遺骨の機内持ち込みについての各航空会社の情報を紹介します。機内に持ち込む際は、必ず最新情報を航空会社のサイトや窓口などで確認しましょう。

JALの情報

JALは、遺骨の機内持ち込みを許可しており、持ち込み方法として「倒れないように土台のしっかりした容器に納め、風呂敷や袋に入れること」を推奨しています。搭乗可能なサイズは、「3辺の合計115cm(それぞれの長さ55cm×40cm×25cm)以内、重量10kg以内」です。

参考:JAPAN AIRLINES

※2020年10月6日時点の情報です。搭乗する際は、必ずJALのWebサイトで最新情報を確認しましょう。

ANAの情報

ANAは遺骨の機内持ち込みを許可しており、サイズによっては事故防止のために、座席上部にある共用収納棚へ案内される場合があります。搭乗可能なサイズは、「3辺の合計115cm(それぞれの長さ55cm×40cm×25cm)以内、重量10kg以内」です。

参考:ANA

※2020年10月6日時点の情報です。搭乗する際は、必ずANAのWebサイトで最新情報を確認しましょう。

スカイマークの情報

スカイマークは、機内持ち込みを許可しており、持ち込み方法として「倒れないように土台のしっかりした容器に納め、風呂敷や袋に入れること」を推奨しています。搭乗可能なサイズは、「3辺の合計115cm(それぞれの長さ55cm×40cm×25cm)以内、重量10kg以内」です。

参考:SKYMARK AIRLINES

※2020年10月6日時点の情報です。搭乗する際は、必ずスカイマークのWebサイトで最新情報を確認しましょう。

FDA(フジドリームエアライン)の情報

FDA(フジドリームエアライン)は機内持ち込みを許可しており、保安検査にてスタッフに遺骨である旨を申し出るようにお願いしています。搭乗可能なサイズは、「3辺の合計100cm以内、重量10kg以内」です。

参考サイト:FDA

※2020年10月6日時点の情報です。搭乗する際は、必ずFDA(フジドリームエアライン)のWebサイトで最新情報を確認しましょう。

IBEXエアラインズの情報

IBEXエアラインズは機内持ち込みを許可しており、サイズによっては事故防止のために、座席上部にある共用収納棚へ案内される場合があります。搭乗可能なサイズは、「3辺の合計100cm以内、重量10kg以内」です。

参考:IBEX

※2020年10月6日時点の情報です。搭乗する際は、必ずIBEXエアラインズのWebサイトで最新情報を確認しましょう。

そのほかの航空会社の情報

ピーチやジェットスターなど、その他の航空会社についてはWebサイト上に規定が掲載されていません。利用する前に、遺骨を機内に持ち込んで良いか事前に問い合わせすることをおすすめします。

※2020年10月6日時点の情報です。

国際線を使って日本から海外・海外から日本に遺骨を運ぶ方法

場合によっては、国境を越えて遺骨を運ぶ場合もあるでしょう。国際線を使って国内外に遺骨を運ぶ方法をご紹介します。

日本から海外への輸送は相手国の手続きに注意

日本から海外へ輸送する際も、国内線の持ち込み規定と同じルールに従います。海外に出国するための特別な手続きも不要です。ただし相手国の手続きはそれぞれ異なるため、移送先である国の手続きやルールを理解する必要があります。事前にしっかりと確認しましょう。

海外から日本に持ち込む際は出国審査に注意

海外から日本に持ち込む際は、出国審査において、骨壺に遺骨しかないことを証明する必要があります。骨壺の中に危険物があると、事故やトラブルになる可能性があるためです。出国審査では、遺骨証明を提示して、安全な荷物であることを証明しましょう。日本の入国審査では、遺骨であることが明らかに分かれば、遺骨証明の提示は不要です。

海外で火葬した遺骨を日本で納骨する場合

海外で火葬した遺骨を日本で納骨する場合は、火葬した地域の自治体が発行する「改葬許可申請」が必要です。国内にある納骨先の自治体によっては、「海外の自治体が発行する受入証明書、死亡証明書、火葬証明書、戸籍謄本、死亡証明書、火葬証明書を日本語訳した書類」が必要な場合もあります。詳しくは、納骨先の自治体に問い合わせましょう。

遺骨を飛行機でスムーズに運ぶためのアイテム

遺骨は、どのようにすればスムーズに運べるのでしょうか。飛行機で運ぶのに役立つアイテムをご紹介します。

持ち運びしやすい遺骨専用バッグ

遺骨専用バッグは、手提げやショルダーバッグなど頑丈なものが多く、持ち運びも楽です。大きさに余裕がありタオルなどを挟めるため、搭乗中や移動中でも、骨壺をしっかりと守ってくれるでしょう。購入の際は、サイズと重さを確認し、機内持ち込みが可能かを確認しましょう。

購入しやすい風呂敷

風呂敷は、遺骨専用のものはありません。しかし、汎用性があり購入しやすいため、骨壺の機内持ち込みにも使えます。7寸サイズの骨壷なら、一辺105cm、それ以上の大きさなら一辺130cmのものがおすすめです。色は、紫や紺、グレーなどさまざまで、故人が好きだったデザインでも問題ありません。

遺骨を飛行機に持ち込むときの注意点

遺骨を飛行機に持ち込む際は、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。具体的な注意点を紹介します。

特別料金が必要な場合がある

関東で一般的な骨壷のサイズである7寸壺は、骨箱に入れると24cm×24cm×高さ28cmとなります。風呂敷やカバンに入れるとそれ以上の大きさになるため、搭乗時に各航空会社が規定している3辺の合計100cm〜115cmを超える可能性が高いです。よって7寸壺を機内に持ち込む場合は、特別料金を検討した方がいい場合もあります。

遺骨の証明書を準備する

遺骨の証明書があると、出入国時の手荷物検査がスムーズになります。X線検査で中身を確認できない場合も、骨壺の中身に遺骨しかないことを、公的に証明できるためです。証明書は「埋葬証明書」「火葬証明書」「死亡証明書」「埋葬許可証」「火葬許可証」などが該当します。

骨壷または骨箱は木製やプラスチック製にする

骨壷や骨箱は、X線検査で透過しやすい木製かプラスチック製にしましょう。金属製だと骨壺の中身を確認できず、遺骨だと証明しにくいためです。チェック側の裁量で、中身を見せるよう指示される可能性もあります。万が一詳細な検査が必要になった場合は、上記の証明書を提示して、検査をスムーズに進めましょう。

搭乗後は客室乗務員の指示に従う

搭乗後は遺骨を所持している旨を伝え、離陸まで客室乗務員の指示に従います。遺骨の扱いは人間の尊厳に関わるため、各航空会社とも丁寧に対応してくれるでしょう。場合によっては、隣の空席に遺骨を置いて一緒に空の旅を楽しませてくれるなど、マニュアル外のサービスも行ってくれるかもしれません。ただし、許可なく勝手に遺骨を置くのはマナー違反なのでやめましょう。

周囲の乗客に配慮する

搭乗時は、風呂敷やバッグを使い、遺骨だと分からないようにしましょう。周囲の乗客は仕事やバカンス、新婚旅行などさまざまな目的で搭乗しているためです。いくら自分の大切な人の遺骨でも、関係ない人が目にすれば、悲しい気分になる可能性があります。飛行機に搭乗するのは自分だけではないため、周りに気づかれない配慮も必要です。

まとめ

遺骨を飛行機で運ぶには、サイズや重さが重要です。搭乗の際は、バッグや風呂敷に遺骨や骨壺を入れた状態で、機内に持ち込めるか確認しましょう。海外で火葬した遺骨を日本で納骨する場合は、改葬許可申請や各種証明書も必要です。分からないことがあれば、専門家に相談して悩みを解決してください。

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