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訃報への返信はどのように行ったらいいか|返信マナーや注意点、例文など解説します

お葬式のマナー

訃報のお知らせに対しては、なるべく早く返事をする必要があります。しかし、訃報がどのような形で届くのか、どのように返信すればいいかわからないとお悩みの人もいるのではないでしょうか。本記事では、訃報への返信方法や、返信時のマナー・注意点についてわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。


訃報とは

訃報とは、身内に不幸があった際、周囲の人々に報告するためのお知らせです。お通夜・葬儀の日時や、喪主の連絡先などを記載することが一般的です。

訃報はどのような手段で発信されるか(送られてくるか)

最近では訃報を知らせる手段も増えています。主な訃報の届け方6つについて、それぞれの特徴を解説します。

電話

電話は早く確実に報告ができるため、特に故人と近しい関係の場合には、電話で訃報が知らされることが多いでしょう。取り急ぎ、亡くなったという事実のみ電話で伝え、通夜・葬儀の詳細についてはFAXや手紙などで周知される形が一般的です。

FAX

手紙よりも早く届くため、FAXで訃報が知らされることもあります。このとき、「返信不要」と記載があっても、基本的には返信するのがマナーです。

手紙やハガキ

訃報を知らせる際の正式な方法が手紙です。一般的に、訃報を知らせる手紙には通夜・葬儀へ参列してほしいという意味が込められているため、返信の際にはお悔やみの言葉だけでなく、参列の可否を記載しておくと丁寧です。

メールやSNS(LINEなど)

最近では、親しい間柄の人やメールアドレス以外の連絡先が不明な場合などに、メールやLINEなどで訃報が届くケースも増えています。その場合は、返信もメール・SNSで問題ありません。

町内会の回覧板

同じ町内の人などが亡くなった場合は、回覧板や町内の掲示板などで訃報が知らされることもあります。

新聞のお悔やみ欄

故人の顔が広かった、もしくは社会的に知名度の高い人の場合、新聞のお悔やみ欄に訃報が掲載されることもあります。

訃報への返信(連絡)はどのようにしたらいいか

訃報が届いた場合、返信不要と書かれていても基本的には返信するのがマナーです。返信方法の注意点を解説します。

相手からの連絡手段にそろえることが一般的

訃報への返信方法は、訃報が知らされた際の連絡手段に合わせるのが一般的です。たとえば訃報が手紙で届いた場合は手紙で、メールの場合はメールで返信すれば問題ありません

メールやSNSでの返信は失礼に当たらないのか

手軽かつスピーディに連絡できるという利便性のため、メール・LINEなどSNSでの訃報連絡は近年珍しくなくなっています。以前は、訃報に関するやりとりは電話や対面、手紙などが正式な方法とされていましたが、前述のとおり、相手と同じ手段で返信する分には、メール・SNSでも失礼にはあたりません。

ただし、あくまでも略儀的な手段であることを理解し、失礼のないよう注意して返信しましょう。また、相手との関係性によっては、メール返信だけでなく後から電話で直接弔意を伝えるなどの心配りが必要です。返信時のマナー・注意点については後述します。

なお、訃報が手紙で知らされた場合に、メールなど略式な手段で返信することはマナー違反です。たとえ喪主と親しい間柄であっても、不快感を与えてしまう可能性があるため避けてください。

訃報へ返信をする際のマナー・注意点

訃報への返信時に、マナー違反してしまわないか不安という人もいるでしょう。主なマナー・注意点を解説します。

できるだけ早く返信する

訃報を受け取ったら、できるだけ早く返信しましょう。送り主の立場としては、葬儀への参列の可否を早めに把握したいはずです。また、「訃報が届いていないのでは」といった心配をかけないためにも、早めの返信が望ましいでしょう。

電話で返事をする際は時間帯など配慮が必要ですが、メール・手紙ならば、相手が都合のいいときに確認できるため、あまりタイミングを気にする必要はありません。やむをえない事情により返信が遅れてしまった場合は、お詫びの言葉も添えておきましょう。

なお、メール返信の際には、サーバートラブルや回線トラブル、停電などといったリスクも考えられるため、相手に届いているかきちんと確認することが大切です。

時候の挨拶は不要、すぐにお悔やみの言葉を書く(内容を簡潔にまとめる)

訃報連絡への返信は、なるべく簡潔な内容にするのがマナーです。一般的な返信では時候の挨拶や長々しい前置きは控え、お悔やみの言葉から書き始めましょう。続けて、訃報の送り主や遺族の健康に配慮する言葉と、通夜・葬儀への案内がある場合は参列の可否などを端的にまとめます。参列できるかわからない場合は、いつまでに改めて連絡するか書き添えておくとよいでしょう。

ポイントは、なるべく遺族へ負担をかけないよう配慮することです。読みにくい長文や、相手の返信が必要となるような内容は避けてください。「本メールへの返信は不要です」と書き添えておくとより丁寧です。

丁寧な言葉を用いて返信する(故人には敬称を使う)

訃報への返信は、遺族の心情に配慮し丁寧な表現を心がけましょう。特に、故人・喪主が目上の人である場合は、言葉選びに注意が必要です。

また、基本的に故人に対しては敬称をつけるのがマナーです。敬称は、送り主と故人の続柄によって異なるため、事前にきちんと確認しておくことをおすすめします。主な敬称は以下のとおりです。

喪主から見た故人(続柄)
敬称
ご尊父(そんぷ)様/お父様/お父上様/ご岳父(がくふ)様
ご母堂(ぼどう)様/お母様/お母上様/ご丈母(じょうぼ)様/ご岳母(がくぼ)様
祖父ご祖父様/御祖父様/祖父君
祖母ご祖母様/御祖母様/祖母君

ご主人様/旦那様/ご夫君(ふくん)様

ご令室(れいしつ)様/ご令閨(れいけい)様/奥様/奥方様
息子
ご子息様/ご令息様

ご息女様/ご令嬢様

亡くなった経緯や理由などを尋ねない

訃報への返信に限らず、故人が亡くなった理由を第三者から尋ねることはマナー違反です。遺族は悲しみの中で、葬儀の手配などに追われています。遺族の心情へ配慮し、故人の死因や、死につながる話題は避けるべきです。故人の人柄や生前の思い出など、肯定的な内容にとどめましょう。

忌み言葉は避ける

忌み言葉とは、重ね言葉や生死に関する直接的な表現などを指します。忌み言葉は不幸の繰り返しを想起させるため、訃報への返信やお悔やみの手紙では使わないようにしましょう。主な忌み言葉の例は、以下のとおりです。

重ね言葉重ね重ね/益々(ますます)/度々(たびたび)/重々(じゅうじゅう)/次々/いよいよ/くれぐれも/かえすがえす
不幸の連続を連想させる言葉続く/引き続き/再び/再三/次に/なお/また/追って
生死に関する直接的な言葉死ぬ/死亡/滅ぶ/殺す/生きる/生存
不吉なイメージを喚起する言葉浮かばれない/消える/迷う/大変なことになる/四/九

各宗教や、宗派に合わない言葉も避ける

避けたほうがいいのは、忌み言葉だけではありません。宗教や宗派によっては、一般的なお悔やみの言葉が不適切とみなされることもあります。もしも遺族や故人の信仰している宗教・宗派が事前にわかっている場合は、表現に注意して返信しましょう。具体例としては、以下のとおりです。

宗教・宗派避けるべき言葉
仏教
浮かばれない、迷う
浄土真宗霊前、冥福
神道・キリスト教冥福、往生、成仏、供養といった仏教用語
(キリスト教の場合、基本的にお悔やみの言葉は不要)


メールで返信する場合の「件名」は状況に応じて判断する

メールの場合、遺族が訃報への返信であるとすぐにわかる件名が望ましいです。このため、あえて新しい件名で返信せずとも、受け取ったメールへそのまま返信する形で問題ありません。もし件名をつけて返信する場合は、「お悔やみ申し上げます 〇〇(送信者名)」などのように、訃報への返信であることと送信者が一目でわかるようにしておくとよいでしょう。

メールやSNSの場合、絵文字や顔文字は使わない(文字だけで返信する)

メール・SNSでは日ごろから絵文字・顔文字を使う人も多いでしょう。しかし、訃報への返信で絵文字・顔文字を使用するのは、親しい間柄であっても不適切です。相手を不快にさせてしまうかもしれないため、避けましょう。また、機種依存文字も、文字化けして読めない可能性があるため、使わない方が無難です。

手紙やメールに加えて弔意を表したい場合は弔電や供物・供花、香典を送る

通夜・葬儀に参列できない場合は、訃報への返信にお詫びの一言を添えるのが礼儀です。さらに弔意をあらわしたい場合には、弔電や香典、供物・供花などを送るとよいでしょう。

ただし、訃報連絡の際に香典や供物の受け取りを辞退したいとの記載がある場合は、遺族の意向を尊重して控えてください。どうしてもという場合は、後日、弔問の際に渡しましょう。

訃報を遺族の了承なしに転送等することは絶対にNG

訃報連絡を受け取った際、遺族に無断で第三者へ転送することはマナー違反にあたります。訃報を送る対象・タイミングは遺族が決めることです。勝手に他人に転送すれば、遺族に迷惑をかけてしまう可能性もあります。遺族の意思を尊重し、必ず承諾を得てください。特にメールは気軽に転送しがちなため注意しましょう。

【参考】訃報への返信の例文

連絡方法別に、訃報への返信文例を紹介します。いい文章が浮かばない、という場合は参考にしてください。

手紙で返信する場合

ご尊父様のご逝去の報に接し、突然のことに言葉を失っております。本来であれば直接お伺いし、ご焼香させていただくところですが、遠路ままならず、略儀ながら書中にてお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様におかれましては、お力落としのこととは存じますが、どうかご自愛ください。心ばかりではありますが、御香料を同封いたしますので、ご霊前にお供えください。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

FAXで返信する場合

この度は、お母様のご逝去の報せをうけ、心よりご冥福をお祈りいたします。療養中と伺っておりましたが、突然のことに驚くばかりです。ご家族の皆様のご心痛いかばかりか、お察し申し上げます。お疲れの出ませんよう、どうかご自愛くださいませ。やむを得ない事情により葬儀への参列がかなわず、略儀ながら書中にてお悔やみ申し上げます。

メールで返信する場合

件名:〇〇(送信者名)よりお悔やみ申し上げます
本文:
お父様のご逝去に際し、心からご冥福をお祈りいたします
お力落としのこととは存じますが、どうかお体を大切になさってください。
お父様の旅立ちが安らかなものとなりますよう、お祈りいたします。
略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。

※このメールへのご返信は不要でございます

SNS(LINEなど)で返信する場合

この度は突然の不幸に、言葉もございません。心よりご冥福をお祈りいたします。慌ただしい中とは存じますが、ご無理なさらず、何かできることがあればご連絡ください。なお、返信は不要です。

まとめ

訃報への返信は、なるべく早く、かつ遺族へ十分に配慮した方法・内容で送りましょう。忌み言葉を避けるなど一般的なマナーに加え、葬儀の準備・手続きなどで忙しい遺族に負担をかけないよう、読みやすく簡潔な文章にすることも大切です。この記事で紹介した例文も参考にしてみてください。

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