家族葬に人数制限はあるのか?家族葬の参列者の決め方・マナーを徹底解説 | ご葬儀ガイド | 埼玉の安心の葬儀社アイワセレモニー

アイワセレモニー

お急ぎの方へ

ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。

家族葬に人数制限はあるのか?家族葬の参列者の決め方・マナーを徹底解説

葬儀費用,お葬式のマナー,葬儀の種類,お葬式の役割


家族葬を行うこととなったものの、参列者の人数など、葬儀のルールがよくわからないこともあるでしょう。この記事では、家族葬の参列者の人数や範囲、決め方のポイントなどを解説します。家族葬を行う際の注意点や、参列者・参列しない人のマナーについても紹介します。家族葬を行う場合や、知人の家族葬が行われる時の参考にしてください。


家族葬に人数制限はない

家族葬に特別な定義はなく、参列者の人数制限はありません。家族葬は、時代の変化に伴って近年増加している葬儀の形式です。葬儀の流れについては一般葬と同様ですが、人数や葬儀の規模については、一般葬より小さくなります。

家族葬の目安は30人程度まで

家族葬の参列者数に制限はありませんが、上限の目安は30人程度です。家族葬のうち、参列者数が30人以下の割合が、全体の約8割を占めています。配偶者と子どものみといった、同居家族数名で行われることもあれば、50人程度が参列する家族葬もあります。


2019年度家族葬の参列人数の割合

人数構成比
5人以下4%
6~10人21%
11~20人33%
21~30人20%
30人以上22%

※参考:(2019年調査)家族葬の参列人数のデータ|安心葬儀


30人以上は一般葬と呼ばれることが多い

多くの葬儀会社や斎場では、参列者の規模で葬儀のプランを分類しており、30人以上の場合は一般葬と呼ばれます。親類や知人などで参列して欲しい人が多く、参列者が30人以上となった場合でも、家族葬として葬儀を行うことは可能です。

家族葬と一般葬の違い

家族葬は親族や近親者だけで行われますが、一般葬は、友人や会社の同僚、ご近所様などのご縁があった幅広い人が参列します。一般葬では故人の会社関係者や面識があまりない人も参加するため、伝統やルールを重視して葬儀が行われます。このような形式は、故人に代わって、喪主が参列者に感謝の意を伝える機会と考えられています。

家族葬は、決まった形式がなく、故人の意向を反映しやすいという特徴があります。葬儀の流れは一般葬と同様ですが、香典や返礼品、食事の簡略化や省略が可能です。葬儀費用については、参列者に対するおもてなし分を節約できます。


比較項目家族葬一般葬
参列者の範囲家族、親族、近親者など親族、友人、同僚、近隣住民など
会場の規模小規模大規模
葬儀内容自由形式伝統やルールに沿った形式
香典省略される場合もあるあり
返礼品簡素な品物香典の半額程度の品物
食事省略される場合もあるあり
費用目安80~120万円200万円程度


家族葬の人数と参列者の範囲

ここでは、家族葬の人数規模別に、参列者の範囲について解説します。

5人以下

5名以下の場合は、故人の配偶者、子どもなど、同居家族だけで行います。2~3名で行われることもあります。

10人まで

10人までの場合、故人の配偶者、子どもとその配偶者、孫などが参列者となります。親しい親族や友人も含まれる場合があります。

20人まで

20人までの場合は、10人規模の参列者に加え、故人の兄弟姉妹やその配偶者なども含まれます。

30人まで

30人以下の規模の場合、故人の甥や姪にも声をかけます。親しい友人や知人についても、やや対象を広げて参列者を呼びます。

30人以上

30人以上の場合は、故人の親族や友人、知人の範囲をさらに広げて、比較的大勢に声をかけます。

家族葬の費用目安

家族葬にかかる費用の目安は、平均して100万円前後です。2015年以降、葬儀費用に大きな変化はありません。斎場使用料や祭壇代、僧侶へのお礼、火葬費用などの基本的な葬儀費用については、一般葬と大きくは変わりません。

飲食費や返礼品といった、参列者に対する接待費が少ない分、低額で抑えることが可能です。家族葬を自宅で行う場合や、無宗教のため僧侶などを呼ばないケースであれば、さらに費用を抑えられます。

※参考:家族葬の平均費用|ENDING DATABANK


家族葬の参列者を決めるポイント

ここでは、家族葬の参列者を決める際に、参考となる考え方について解説します。

故人が会いたいと思う人に参列してもらう

故人の意志を尊重し、故人が来て欲しい、会いたいと思うであろう人に参列してもらいましょう。家族葬は、故人と親交が深かった人が、故人とお別れするために行われます。故人が生前に、親しい友人や知人のリストを作っている場合は、そのリストを活用することをおすすめします。

日ごろから付き合いのある人に参列してもらう

日ごろから故人と付き合いのあった人に参列してもらうとよいでしょう。故人の交友関係が分からない場合は、年賀状やメール、LINEのやり取りなどの、過去の通信記録から類推することも可能です。親交の深くない親族を呼ぶよりも、親しかった友人や同僚を招く方が、故人にとって望ましいことでしょう。

葬儀に呼ぶ・呼ばないで迷ったら参列してもらう

家族葬へお呼びするべきか迷った場合は、参列してもらうことをおすすめします。特別な理由がない限り、故人の兄妹姉妹やその配偶者などにも声をかけてください。呼ばれなかったという理由でトラブルに発展する可能性を避けましょう。一部の家族だけで行いたいなどの理由があれば、逝去通知とともに、できるだけ早く参列者の範囲を周知しましょう。

家族葬のメリット

近年、家族葬を行うケースが増えてきています。ここでは、家族葬のメリットについて解説します。

h3 見出し

h3:故人とのお別れを家族だけで行える
家族や親しい人だけで葬儀を行えることが、家族葬のメリットです。思い出話などをしながら、故人を偲ぶ時間をゆっくりと過ごせます。大勢の参列者がいる場合は、その対応に追われ、落ち着いて故人とお別れをする時間も、心の余裕もなくなってしまう可能性があります。

葬儀・参列者などへの気遣いが軽減される

葬儀の運営や、参列者への気遣いが軽減されることも、家族葬のメリットです。一般葬は参列者が多く、その対応で精神的にも体力的にも負担がかかります。家族葬の場合、事前連絡によって参列者が決まっているため、当日対応の負担が少ないです。お通夜や告別式で手配する料理の量も、無駄が生じにくいです。また、香典を辞退し、香典返しも省略することで、さらに負担を軽減できます。

家族葬のデメリット

家族葬が増えるとともに、葬儀に関するトラブルも増加しています。ここでは家族葬のデメリットについて解説します。

参列者を決めるのが難しい

家族葬のデメリットは、参列者を決めることが困難な点です。参列者を一部に限定するため、生前の故人との間柄や、今後の家族との関係性を考慮する必要があります。呼ばれなかった人からクレームが発生する可能性もあります。

葬儀に呼ばなかった人への対応が煩わしい

参列できなかった人が葬儀後に弔問に訪れ、その個別対応で負担がかかることがあります。家族葬は一般葬より簡潔に運営できますが、弔問が何日も継続する場合、葬儀後の負担が大きくなります。

家族葬を行う時の喪主側の注意点

ここでは、家族葬を行う際に、喪主側が気を付けるべきポイントについて解説します。

参列をお願いする人にのみ訃報を伝える

基本的には、参列者にのみ訃報を伝えるようにしてください。訃報を知った人が、家族葬に参列してよいのか迷わないための配慮です。参列をお断りしたいが、逝去したことを伝えたい場合は、家族のみで葬儀を行う旨を訃報に記載してください。香典、弔電、供花を断る場合も、訃報に明記しましょう。

参列をお願いしない人への配慮を忘れない

参列をお願いしない人に対して、配慮を忘れないことも重要です。親戚や隣人、友人、知人などの中で参列をお願いしなかった人には、葬儀後に故人の訃報と家族葬を行ったことを伝えてください。後日弔問したいという連絡があった場合は、弔意に感謝し、こころよく対応しましょう。

家族葬への参列を依頼された時のマナー

ここでは、家族葬への参列を依頼された際のマナーについて解説します。

参列の依頼はできるだけ受けましょう

家族葬の参列案内を受けた場合は、喪主からの気持ちを理解し、家族ではなくても参列しましょう。事情があって都合がつかない場合は、速やかに不参加の旨を返答してください。食事のお誘いがあった場合も、可能な限り受けましょう。通夜振舞いや精進落としには、故人への供養と遺族からの感謝の意が込められています。

葬儀のマナーは一般的な葬儀と変わらない

家族葬のマナーについては、一般葬と変わりません。服装については、喪服を着用します。略礼装でもよいという案内があっても、準礼装で参列することが一般的です。周囲の人が不快に感じる服装は避けましょう。お悔やみの言葉については、忌み言葉を避けてください。香典や弔電、供花については、遺族が辞退する場合が多く、意向に沿うことがマナーです。

家族葬に呼ばれなかった時のマナー

ここでは、家族葬に呼ばれなかった際のマナーについて解説します。

家族葬の連絡がない場合は参列しない

家族葬の連絡がない場合は、無理に参列しないでください。遺族が参列をお断りしていることと受け取りましょう。訃報の連絡があっても、参列不要と記載がある場合や、開催日時に関する情報がない場合も、参列を控えてください。故人に供養したい場合は、遺族の心が落ち着くころに、確認のうえ弔問に伺うなどの配慮が必要です。

香典・供花・供物・弔電を送るのは控える

家族葬では、香典を渡すことや、供花、供物、弔電を送ることを控えましょう。多くの家族葬では、遺族は受け取りを辞退しています。意に反して送ってしまった場合、返礼の手間などで、遺族の負担が増えることもあります。後日、弔問に伺う際も、香典はやめ、供花や供物の持参にとどめるように配慮しましょう。

家族葬の流れ

家族葬と一般葬の流れに大きな違いはありません。家族葬では食事の省略が可能で、無宗教の葬儀の場合は、僧侶の読経も必須ではありません。

ご逝去された日
1. 医師による死亡診断
2. 葬儀社へ連絡
3. 葬儀社によるお迎え
4. 家族葬の打ち合わせ

通夜
1. 納棺
2. 通夜式
3. 通夜振る舞い

葬儀、告別式
1. 告別式
2. 出棺
3 .火葬、収骨
4. 精進落とし

まとめ

家族葬は、近年増加している葬儀形式のひとつですが、葬儀の作法やルールに詳しくない人もいるでしょう。本記事では、家族葬のメリットやデメリット、参列者の人数制限や決め方、葬儀の流れやマナーについて解説しました。家族葬を行う喪主や参列予定の人は、ぜひ参考にしてください。

アイワセレモニーは地域に密着した葬儀社です。葬儀の事前相談から、葬儀後に至るまでサポート体制を整えています。事前相談や見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ

LISTLIST一覧に戻る

東京・埼玉を中心に400箇所以上の提携葬儀場があります

葬儀場を探す
詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら
このページのTOPへ