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家族葬に受付は置くべき?頼む人の選び方やお礼をすべきかなどの疑問を解決

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これから家族葬を執り行う人の中には、受付を置くか置かないかの判断に迷う人もいるでしょう。実際に、家族葬では受付を置く場合・置かない場合の双方があります。この記事では、家族葬で受付を置くかどうかの判断基準や受付係を頼む相手、お礼などについて解説します。家族葬を安心して執り行うために、ぜひ参考にしてください。



家族葬とは?

家族葬とは、家族などの近親者や故人と関係が深かった友人などが参列し、ごく少数の人のみで執り行うお葬式のことです。家族葬は、一般葬と同様に通夜・葬儀・告別式の流れで、2日間かけて営まれます。

家族葬に呼ぶ範囲

家族葬に呼ぶ人の範囲に明確な定義はありません。参列者を家族のみに限定する必要はなく、親族や友人など故人との関係が深かった人が対象になります。ただし、呼ぶ範囲を広げるほど人数が増えるため、受付の必要性が出てきます。

家族葬に受付を置くか判断する基準

家族葬に受付を置くかどうかは、喪主を中心に自分たちで決めます。受付を必ず置かなければならないという決まりはないため、家族葬に受付がなくてもマナー違反にはなりません。以下で、受付を置くケースと置かないケースの判断基準について解説します。

受付が必要ないケース

家族や顔なじみの人のみ10人程度で行う家族葬の場合は、受付を置かないことが一般的です。少人数であれば、受付がなくても香典や返礼品のやりとりに不便はありません。また、香典辞退をした家族葬の場合も、受付はなくてよいでしょう。

受付を置かない場合は、受け取った香典や辞退しても断りきれなかった香典の保管、記録の方法について、あらかじめ決めておくと安心です。

受付が必要なケース

家族葬とはいえ、参列者が30〜40人ほどであったり、参列者の中に交流が少ない親族がいたり、喪主が故人の親しい人たちと面識が少なかったりする場合は、受付はあったほうがよいでしょう。受付がないことによる、混乱やミスを防ぐことができます。

受付で適切に香典の受け取りや参列者名簿を管理することで、香典返しのお渡しや式後の御礼状などのやりとりがスムーズになります。

家族葬の受付に適任な人

家族葬の受付は、故人との関係が近すぎない人を2人選びます。受付係は、式が始まる30分〜1時間前には事前準備を始め、式が始まってからも基本的には受付に残ります。家族が安心して故人とのお別れに集中できるよう、参列者へのさまざまな対応を任せることが受付です。家族葬の受付係の適任者は、次の3パターンです。

直系以外の親族

故人の叔父や叔母、甥、姪、いとこなどは直系以外の親族にあたり、家族葬の受付係に適任とされます。直系の親族は、できるだけ式場内から出ることなく、故人と過ごすべきと考えられているからです。ただし、参列者が10人未満のごく小規模な家族葬の場合は、直系親族が受付係を担当することもあります。

直系親族とは

直系親族は、父母や祖父母、子、孫などを指します。家系図で見たときに、上下方向につながる親族のことです。直系親族以外を傍系親族といいます。

故人の子の配偶者(嫁・夫)

故人の子の配偶者も、受付係として適任です。子の配偶者は、一般的に「血縁者ではないが、日頃から交流があり信頼のおける相手」という位置づけです。参列者への対応や香典の管理等を任せるのに適しています。ただし、血縁者ではなくても直系親族に含まれるため、受付を担当するかどうかは、親族内で互いに納得した上で決めるとよいでしょう。

葬儀スタッフ

親族内に受付を任せる人がいない場合、葬儀会社のスタッフに頼む方法があります。葬儀の打ち合わせ時に、受付を置きたいが担当者がいない旨を相談するとよいでしょう。葬儀会社のスタッフに受付係をしてもらうことで、親族全員が故人とのお別れに集中できます。

家族葬の受付係へのお礼

受付係へのお礼は、一般葬でも家族葬でもマナーとして必要です。受付係には、式が始まる前から式の間、式後まで多くの仕事を引き受けてもらいます。「志」や「御礼」などと表書きをした封筒に、1日分で3,000〜5,000円、2日分であれば5,000〜1万円を入れて渡します。

ただし、身内のお金のやりとりは、かしこまりすぎて相手の負担になる場合もあります。その場合は、菓子折りなど御礼の品物を渡してもよいでしょう。

家族葬の受付の役割と業務

家族葬の受付は、参列者を迎える役割です。参列者に芳名帳への記入をお願いし、香典を受け取ることが主な仕事です。その他、受け取った香典の会計や、参列者の荷物の預かり、会場内の案内などもおこないます。葬儀開始の30分〜1時間程度前から準備が始まります。

近親者の参加が多い家族葬とはいえ、受付係は遺族の代表として、きちんとしたマナーで参列者を迎える姿勢が大切です。

受付の具体的な仕事

家族葬の受付も一般葬の受付も、業務は大きく変わりません。式の流れや、会場内のトイレや喫煙所の場所などの情報も把握し、式がスムーズに運ぶように遺族をサポートします。

式前の事前準備

受付係は、式が始まる30分〜1時間前には会場入りします。式場スタッフから説明を受け、準備をはじめます。式の間も参列者の対応など仕事があるため、受付係は式の前に焼香を済ませることが多いです。

香典の受け取り

参列者から香典を出されたら受け取り、あれば香典返しを渡します。受付時には「ご弔問ありがとうございます」「本日はお忙しい中をお越しいただき、ありがとうございます」などと、感謝の挨拶を伝えましょう。

芳名帳の案内

参列者に芳名帳への記入を案内します。芳名帳は、葬儀の受付名簿にあたるもので、式後に遺族が参列者を把握するために必要です。参列者に必ず記入してもらうように、受付係が促します。

会計へ引き継ぎ

香典の確認も受付係の仕事のひとつです。参列者がいなくなったら確認をしますが、都度確認をするのか、まとめて確認をするのかは打ち合わせ時に決めておきましょう。会計係が別にいる場合には、引き継ぎます。

参列者の荷物預かり

参列者のコートや厚手の上着、大きな荷物などは受付で預かります。貴重品や高価なものはトラブルを避けるためにも基本的には預かりません。預かる場合には、事前に保管場所などを決めておくと安心です。

受付係の挨拶の仕方

家族葬の受付係は、丁寧な言葉遣いで、普段よりも穏やかにゆっくりと話すことを意識します。参列者からお悔やみの言葉をかけられたら「本日はお忙しい中ご参列いただき、誠にありがとうございます」などと、はっきりと挨拶します。

香典辞退の家族葬で、香典を差し出された際には「誠に勝手ながら、故人の遺志により香典は辞退しております。」と辞退の旨を丁寧に伝えましょう。


家族葬の受付でトラブルを避けるための注意点

家族葬の受付でトラブルを避けるためには、受付係は以下の点に注意しましょう。

マナー

受付係は遺族の代表であるため、身だしなみや言葉遣いには特に注意します。近親者の多い家族葬であっても、受付係同士での私語などは控えます。香典辞退の家族葬で香典を差し出されたときなどは、葬儀スタッフに相談して、自己判断はしないようにしましょう。

服装

家族葬の受付係の服装は、参列者と同じように喪服や略礼服がマナーです。濃い色のネイルや明るい髪色、光沢のあるアクセサリーなどの装飾品は控えます。

【受付なしの場合】香典や参列者のリストを準備する

家族葬で受付を置かない場合でも、参列者の記録を残す用意はしておきましょう。近親者のみの家族葬とはいえ、香典や参列者リストを残しておけば、今後の親戚づきあいに役立ちます。遺族内で、どのように残すかの方法を決めておきましょう。

【参列者側】受付なしの家族葬で香典を渡すタイミング

家族葬で受付が置かれていない場合は、喪主に挨拶するタイミングか、帰るタイミングで香典を渡します。香典辞退の意思表示がない限りは、香典は包むことがマナーです。喪主が忙しそうであれば遺族に渡しても構いません。家族葬を選ぶ遺族は、故人とのお別れをゆっくりしたいと考えていることが多いため、香典返しは辞退するとスマートです。

まとめ

家族葬の受付は、参列者が10人程度の小規模の場合には置かないことが一般的です。一方で、数十人規模になる場合には、参列者の把握や式に集中するためにも、受付は置いた方がよいでしょう。受付を置く場合は、比較的故人と遠い親族に頼みます。

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