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お悔やみの贈り物の選び方とは?贈るときのマナーやタイミング、注意点も解説

お葬式のマナー,お葬式の品目



お悔やみの贈り物は、故人に感謝を伝えるために贈ります。故人や遺族に喜んでもらえるように、マナーへの配慮が重要です。この記事は、知り合いに不幸があり、お悔やみの贈り物を検討している人に向けて解説します。贈り物をするタイミングや金額の相場、贈り物の選び方について解説しているので、参考にしてください。



お悔やみの贈り物とは

お悔やみの贈り物は、ケースバイケースで方法や贈る物を選べます。ここでは、概要と代表的な贈り物について解説します。

故人への感謝を表すもの

お悔やみの贈り物は、故人を偲び、生前の感謝を伝えるために贈ります。一般的に、お通夜や葬儀の日に香典とともに贈る方法が多く選ばれます。

訃報を聞いたものの、遠方に住んでいるなどの事情で、お通夜や葬儀に参列できない場合は、郵送も可能です。後日、ご自宅に弔問する際に持参して贈るなど、状況に応じた複数の贈り方があります。

代表的な贈り物

供物(くもつ)、供花(きょうか・くげ)、香典の3つが代表的な贈り物です。供物は弔問客が祭壇に供える品物で、焼き菓子、果物、線香などが定番です。供花は、お墓や仏壇を和やかに飾るアイテムとして喜ばれます。

香典は現金を包む方法で、少しでも役立てて欲しいという思いから、贈り物として選ばれます。香典のみ、または香典と物を贈る場合があります。

葬儀以外で贈り物をするタイミング

お通夜・葬儀当日以外でも、お悔やみの贈り物をする節目があります。ここでは、葬儀以外で贈り物をするタイミングについて解説します。

初七日と四十九日法要

初七日とは、亡くなってから7日目に死後の世界を決める裁判を受ける日、四十九日は来世の行き先が決まる日です。節目となる大切な日として、無事に極楽浄土に行けることを願って、法要が行われます。親族だけではなく、親しい友人・知人に集まってもらうことも珍しくないため、贈り物をすると遺族に喜ばれます。

お盆

お盆は故人の魂が供養されて、この世にあるお墓に戻ってくる日と考えられています。この世に迎える迎え盆と、あの世に帰る手助けをする送り盆をして、手厚く準備を進める遺族もいます。故人に再会できるお盆は、贈り物に最適なタイミングです。

お彼岸

お彼岸は、先祖を供養する日本の伝統行事で、3月に春分の日、9月の秋分の日を中心に、年2回行われます。仏教においては、あの世とこの世の距離が近くなると考えられています。故人を偲ぶ期間として、贈り物に適しています。

命日

命日には、祥月命日(しょうつきめいにち)と月命日(つきめいにち)があります。祥月命日は、故人が亡くなった月日と同じ月日、月命日は亡くなった日にちを指します。多くの家庭で、祥月命日に親族や親しい知人を招いて法要が行われています。月命日ごとに贈り物をすると、遺族に気を使わせてしまうため、贈るのであれば祥月命日が適しています。

贈り物の相場は渡す場によって異なる

贈り物は金額が低すぎても失礼に、高すぎても気を使わせてしまうため、渡す場に合わせた相場の把握が重要です。

お通夜・葬儀の場合

お通夜・葬儀で贈る場合は、5,000〜10,000円程度が相場です。直接故人とお別れする場であるため、偲ぶ気持ちをこめて、ある程度しっかりした贈り物がよいでしょう。しかし、相場以上の物を贈ると、遺族が受け取りづらくなるため、注意しなければなりません。

法要の場合

法要の場合は、故人との関係性によって相場が異なります。身内は10,000〜30,000円、親しい友人は3,000〜5,000円が目安です。親族の場合はしっかりした気持ちを示し、友人の場合は仏壇参りよりも少しランクアップした物を選びましょう。

仏壇参りの場合

法要以外で仏壇を訪れる場合は、3,000円程度が相場です。故人との関係性や年齢によっては、5,000円程度の贈り物が選ばれる場合があります。訪問する側が渡しやすく、遺族側が受け入れやすい金額で選びましょう。

お悔やみの贈り物の選び方

お悔やみの贈り物は、消え物・日持ちがする食品・故人が好きだった物を基準に選ぶと喜ばれやすく、マナーの上でも安心です。

消え物

消え物とは、飲食して消費できる品や、線香やろうそくなどの消耗品です。後に残らない品物は、お悔やみの贈り物の定番として選ばれます。多くの人が贈り物を持ち寄ってくれる場合、かさばる物は遺族も保管に困るため、注意しましょう。

日持ちがする食品

急いで食べる必要がなく、常温で保存ができて日持ちする食品も好まれます。焼き菓子、せんべい、ゼリー、羊羹などは、老若男女問わず食べられておすすめです。小分けにされた頂き物は、参列者が持ち帰れるため重宝します。

故人が好きだった物

お悔やみの贈り物は、故人を偲ぶための贈り物であることから、故人が好きだった物は遺族に喜んでもらえます。生前好んで食べていた物、好きな花や色を活かしたフラワーアレンジメントなどは、人気の高い贈り物です。

故人や遺族に喜ばれる供物

供物には、お菓子、果物、お茶・コーヒー、ろうそく、麺などがあります。それぞれの供物を選ぶポイントについて解説します。

お菓子

お菓子はお悔やみの贈り物の王道です。日持ちしやすくお供えする場所を取らず、個別包装になっていれば、親戚同士で分けて食べられます。マドレーヌやクッキーなどの焼き菓子、羊羹、まんじゅうなどが喜ばれます。

果物

果物もお悔やみの贈り物として定番です。お仏壇の周りが華やかになり、故人の好みの果物も飾れます。季節の果物を中心に選ばれますが、一般的にりんごやぶどう、みかん、メロンが好まれます。夏場は傷みやすいため、注意しなければなりません。

お茶・コーヒー

お茶やコーヒーなどの飲み物は、消え物として定番です。故人が好きだった場合は、お酒やタバコも供物に選ばれます。ビールや好きなお酒、おつまみをお供えすれば、故人にも遺族にも喜んでもらえるでしょう。

ろうそく・線香・お香

遺族が一人暮らしの場合は、食べ物は食べきれないことがあるため、お参りに必要な消耗品が適しています。線香やお香は、香りや煙が立たない製品など種類も豊富です。遺族の好みに合わせて選びましょう。


麺は、故人が供物をあの世に持ち帰るときに背中に担ぐために使う、あの世に帰るときの手綱に使うという説があります。また、幸せが細く長く続くという縁起がよい意味もあります。素麺やひやむぎ、カップ麺などが選ばれます。

お悔やみに贈る花

お悔やみに花を贈る場合には、色やマナーに注意しなければなりません。ここでは、お供えに適した花や、贈る際のタブーについて解説します。

白を基調とした花を選ぶ

お悔やみに贈る花は、一般的に白が基本です。落ち着いた青や緑、紫を差し色として加えることもあります。ただし、地方によっては白一色がよいとされるため、贈る前に遺族に確認すると安心です。花束で贈る方法もありますが、管理の手間が省けるアレンジメントが人気です。菊やカーネーション、リンドウなどが定番の花として選ばれます。

トゲのある花はタブーとされる

トゲがある花は、怪我をして流れた血で穢れると考えられるため、タブー視されます。トゲのあるバラは避けましょう。故人がバラを好きだった場合は、あらかじめ遺族に伝え、すべてのトゲを取り除いて贈ると丁寧です。

香典を贈る場合もある

香典は、故人への感謝や遺族への弔意を示し、現金を渡す方法です。香典を贈る場合は、基本的に供物は不要とされますが、贈り物と香典を贈る場合もあります。両方を持参する際は、供物は数千円程度に抑え、遺族の負担にならないように配慮しましょう。

香典の相場

香典の相場は、渡す場や故人との関係性によって異なります。お通夜・葬儀では、親族は10,000〜30,000円、友人・知人は10,000〜20,000円が相場です。法要では、親族は3,000〜10,000円、友人・知人は5,000〜10,000円程度です。現金を役立ててほしいという気持ちを示す目的から、贈り物よりも高めの相場になります。

知っておきたい贈り物を選ぶときの注意点

お悔やみの贈り物を選ぶ際は、個数や選ぶ物に注意しなければなりません。ここでは、選ぶときの注意点について解説します。

個数は奇数にする

偶数は割り切れる数字であるため、あの世とこの世の縁が切れてしまうと考えられています。果物の詰め合わせなどは、奇数個を選びましょう。縁起が悪いとされる4と9も避けます。香典の金額も同様の配慮が必要です。

香りが強い物を避ける

仏教では、仏様は食べ物や飲み物の香りを食べると考えられるため、香りが強すぎる食品は供物として不向きです。香りが強いニンニク、ネギ、バラなどは避けましょう。お線香の香りとの相性もよくありません。

殺生を連想させる物を避ける

仏教は殺生を禁止しているため、殺生を連想する肉類・魚類は供物として不向きです。新鮮な魚介類や、魚介の高級缶詰などの加工品もタブーです。どうしても持っていきたい場合は、供物を別途用意して、肉や魚を手土産にする方法があります。

贈り物を渡す際のマナー

贈り物が選べたら、渡す際のマナーも把握する必要があります。ここでは、マナーについて解説します。

のしをつける

贈り物には「御供(ごくう)」と書かれた弔辞用の結び切りののしをつけます。葬儀では供物が多くわからなくなるため、包装紙の外からのし紙をかける「外のし」が好まれます。香典の場合は、「御仏前」「御供物料」と書きます。

マナーを守って渡す

贈り物は中身がわからないように、紙袋や風呂敷に包んで持参します。お通夜や葬儀の場合は、無断でお供えをせずに、受付で供物を渡します。家に伺う場合は、「どうぞお供えください」と言葉を添えて、施主に手渡しましょう。

遺族側として贈り物にお返しする方法

贈り物をいただいたら、遺族側もお返しするのが一般的です。ここでは、お返しの方法について解説します。

物の選び方と相場

供物を選ぶポイントと同様に、消え物や日持ちする物をお返しする方法が定番です。お菓子、お茶、コーヒー、入浴剤などの食品や実用品が人気です。金額相当分をそのまま返すのではなく、いただいた金額の3分の1程度が相場です。

お返しするタイミング

葬儀や法事で忙しくなりますが、お返しは遅くとも1か月以内には贈りましょう。郵送する場合は、お礼状も添えると丁寧です。お返しを辞退する人に対しては、無理にお返しすると失礼になるため、お礼状を送りましょう。

まとめ

お悔やみの贈り物とは、故人への感謝を示す物です。日持ちのする物、消え物を中心に喜ばれる品物を選びましょう。タブーやマナーもあるため注意が必要です。

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