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家族葬と密葬の違いとは?それぞれの葬儀の特徴や流れ、費用、注意点を解説

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親族や、故人との関係が近しい人のみが参列する小規模の葬儀には、大きくわけて家族葬と密葬があります。一般的に、葬儀の後に本葬がおこなわれるものを密葬と呼び、家族葬と区別しています。どちらも葬儀の流れは一般葬と違いはありません。この記事では、家族葬と密葬の違いや流れ、それぞれのメリットや注意点を解説します。小規模の葬儀を検討している方は参考にしてください。


密葬と家族葬の定義

密葬と家族葬、密葬の後におこなわれる本葬の定義について解説します。

密葬の定義

密葬は、親族や故人が故人との関係が近しい人のみ、もしくはお世話になった人などを呼んでおこなう小規模の葬儀です。後日、本葬やお別れの会をあらためて開催します。規模にかかわらず、周囲に故人の訃報を知らせずに秘密裏におこなう葬儀も密葬と呼ばれます。密葬は、古くからある葬儀形態です。通夜、告別式、火葬までを密葬でおこないます。

本葬の定義

本葬は、会社や団体などが取り仕切るお別れ会のような形式のものを指します。社葬のように、故人が会社の社長や功績を残した人である際に執り行われ、大勢の人が参列します。逝去から1か月ほどたって改めておこなうことが一般的です。

家族葬の定義

家族葬は、親族や近しい友人を呼ぶ小規模の葬儀です。近年、葬儀のかたちとして家族葬を選ぶ人が増えています。一般葬と変わらず、通夜・告別式・火葬の流れで進みます。家族葬の名称はあるものの、参列者の範囲や人数に明確な定義はありません。参列者が30名を超える場合は、一般葬に分類されます。

家族葬の歴史は浅く、1990年代に家族葬という言葉が生まれました。家族葬のみで葬儀が完了します。

密葬と家族葬の違い

密葬と家族葬は、葬儀の後に本葬やお別れ会が実施されるかどうかの違いがあります。二親等・三親等などの親族や、故人との関係が近しい人のみがなど近しい間柄のみを呼び小規模でおこなう葬儀形式に変わりはありません。前述したように、家族葬はそれだけで完結しますが、密葬は葬儀の後に本葬やお別れの会をおこなうことが一般的です。

密葬・家族葬の流れ

密葬・家族葬いずれも、葬儀の流れは一般葬と変わりません。逝去後、葬儀会社に連絡して葬儀の日程や参列者、料理、香典返しなどの内容を決めます。死亡届を役所に提出して火葬許可証を発行してもらったら、菩提寺に連絡をいれましょう。葬儀当日の流れや参列者の人数などを伝えておくと、スムーズです。最後に、参列者へ葬儀の日程や開催場所などを通知します。

上記に加えて、家族葬では1日葬にするか2日葬にするかを決めておく必要があります。1日葬は通夜がなく、1日で告別式、火葬までおこなうものです。2日葬は1日目に通夜、2日目に告別式、火葬をおこないます。

密葬の注意点

密葬は、周囲への理解や金銭面の負担など気を付けるポイントがあります。注意点を4つにわけて解説します。

密葬が事前に周囲に伝わらないようにする

故人の訃報が事前に周囲に知れ渡ると、参列予定ではなかった弔問客が葬儀に訪れる可能性があります。当日に予想外の弔問客の対応に追われることがないよう、密葬の情報漏れには注意しましょう。自宅で密葬をおこなう場合は、近隣への弔問辞退の連絡も必要です。

密葬に参列してもらう人を決めておく

密葬は、親しい人に参列してもらう小規模の葬儀です。そのため、葬儀に参列できない人も出てきます。事前に参列者を決めて、葬儀社とも共有しましょう。参列できなかった方には、密葬を終えた2週間後を目安に、葬儀が終了した旨の連絡を入れましょう。

親族や菩提寺の理解を得ておく

密葬は、本葬前に火葬まで済ませるため、本葬やお別れ会のみ参列する人の中には、お別れの方法に納得できない人もいます。密葬に反対する親族の理解を得ないまま葬儀を進めてしまうと、後々になってトラブルに発展することも考えられます。親族や菩提寺には、事前に密葬をおこなう旨の連絡をいれて、理解を得ておきましょう。

精神的・金銭的な負担が大きくなる

密葬は、密葬と本葬の2回の葬儀があるため、葬儀費用も2回分用意が必要です。参列者にとっても、2回分の葬儀は金銭面や体力面で大きな負担です。本葬はおこなわず密葬だけで済ませるかどうかは、遺族の気持ちや参列者の負担を考えたうえで決定します。本葬をおこなう場合は、2回参列してもらうことを考慮して、密葬の案内をする際に本葬の予定があることをあらかじめ伝えておきましょう。

家族葬の注意点

家族葬をおこなう際は、周囲への理解や費用面などに注意が必要です。家族葬で気を付ける点を解説します。

葬儀に呼ぶ人を事前に決めておく

家族葬は密葬と異なり、葬儀のあとに本葬を実施しません。角がたたないように、故人の生前の付き合いや交友関係に配慮して参列者の選別が必要です。あとから「葬儀に参列したかった」と、苦情を言われる場合もあります。訃報を知らせるか悩む相手には、トラブルを避けるためにも事前に訃報を伝えておきましょう。

葬儀に参列しなかった人への対応をおこなう

家族葬に参列しなかった人には、四十九日法要や納骨のあとに葬儀を終えたことを知らせましょう。弔問やお墓参りの申し出があった場合にはきちんと対応し、香典をいただいた場合は香典返しを渡します。葬儀前に逝去を知らせる場合は、会葬辞退の案内を送付して、家族葬で故人を送る旨を伝えます。

葬儀の費用負担が高くなることがある

家族葬は、参列者が少ないため、香典が一般葬と比べると少なくなります。一方で、家族葬にかかる費用は一般葬と大きく変わりません。葬儀一式にくわえて、参列者の食事や僧侶へのお布施も必要です。なお、参列者を限定した家族葬は、受け取る香典が少ない分、遺族が負担する費用が高くなる点に注意しましょう。

密葬・家族葬それぞれの費用相場

密葬と家族葬、それぞれの葬儀にかかる費用について解説します。

密葬にかかる費用相場

密葬は、参列者が少ないため、香典返しや精進料理にかかる費用が抑えられます。本葬に先がけて小規模でおこなわれるため、祭壇や装飾などの費用がかかりません。密葬だけの費用相場は、葬儀の規模によって異なりますが、20万~60万円と一般葬の半分から4分の1程度が一般的です。

本葬の費用は、参列者の人数によって異なります。多くの人が参列する場合、会場などの場所代や接待代などの費用が高くなります。

家族葬にかかる費用相場

家族葬も密葬と同じく、参列者が少ない分だけ会場使用料や食事代、香典返しの費用を抑えられます。参列者の人数や、棺の種類、葬儀を1日葬にするか2日葬にするかなどによって異なりますが、40万から150万程度が一般的です。エンディングデータバンクによると、10~30名の小規模の葬儀の平均相場は110万円ほどです。

※参考:エンディングデータバンク |家族葬の平均費用

密葬のメリット

密葬は、故人との時間をゆっくりと過ごせることがメリットです。参列者が身内に限定されるため、遺族が多くの参列者の対応に追われることがありません。葬儀に多くの参列者が予想される場合は、後日の本葬を前提とした、密葬の形式をとれば、近親者のみが参列する葬儀も可能です。

密葬は香典を辞退することが多いので、香典返しの負担が抑えられることもメリットのひとつです。密葬から本葬まではおよそ1か月の期間があります。余裕をもって、費用の見積もりや会場の選定ができます。

家族葬のメリット

一般葬に比べて参列者が少ない家族葬は、参列者一人ひとりが故人と別れの時間がとれるメリットがあります。親族や近しい友人のみ参列するため、形式にとらわれすぎない自由な葬儀が可能です。受付や会計、参列者の挨拶対応など、遺族の負担が減らせることも、メリットのひとつです。故人の訃報を広く伝える必要がないため、遺族の精神的な負担を減らせる利点もあります。

まとめ

家族葬と密葬は、いずれも参列者を親族や近しい人などに限定した小規模の葬儀です。密葬は葬儀の後に本葬やお別れの会をおこないますが、家族葬はそれだけで完結する点で違いがあります。家族葬と密葬は、故人との別れの時間が取れる、遺族の負担を減らせるなどのメリットがあります。一方で、参列する方の選定や、菩提寺や親族に葬儀形式を納得してもらうための対応も必要です。

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