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家族葬の挨拶状の例文紹介|NGワード、送る時期、香典返しまでポイントを解説

お葬式のマナー,葬儀手続き,葬儀の種類,葬儀後



近年、費用などの負担が少ないことから、家族葬を行う遺族が増えています。では実際に家族葬を行う場合は、遺族はどのように挨拶状を送付すればよいのでしょうか。

この記事では、挨拶状を送る時期や送り先、送り方、具体的な例文の紹介、記載してはいけないNGワードを紹介します。ぜひ参考にしてください。

家族葬に挨拶状は必要か

家族葬と挨拶状について解説します。挨拶状は家族葬に参列していない方に、家族葬を済ませたお詫びのために送付します。

家族葬とは

家族葬とはこれといった定義はなく、主に親族が中心や親しい人のみが集まる小規模な葬式を指します。このため火葬だけの直葬も含まれます。通常の葬式と違って親しい人だけの参列ですから、参列者の制限や内容の省略が可能です。通常、訃報を知らせる場合は、家族葬に参列する人のみ知らせるなど限定する場合が多いでしょう。

挨拶状とは

家族葬の挨拶状とは主に故人が亡くなったことを知らせるものです。参列のお願いであれば、故人と親しい人であれば、電話連絡だけでも差し支えありません。しかし故人の知人で参列しなかった人に対しては、印刷したハガキなどで挨拶状を送ることが必要です。以下では、参列しなかった人に、家族葬を済ませた旨の挨拶状を解説します。

家族葬における挨拶状の送り方

挨拶状について、送る時期や相手、方法について解説します。親しい間柄なら、挨拶状を電話やメールなどで済ませる場合もあります。

挨拶状を送る時期

挨拶状を送る時期は、通常四十九日の法要または納骨式を過ぎてから1ヶ月以内に送ります。
宗派や宗教によっても違いますが、具体的には以下のとおりです。

・浄土真宗の場合は、初七日以降
・神道の場合は「五十日祭」からその後1ヶ月程度
・プロテスタント系は1ヶ月後の記念式頃
・カトリックは30日目のミサ頃
・直葬の場合は亡くなってから1週間から10日
・香典をもらった人は香典返しの時に

挨拶状を送る相手

通常葬式で呼ばなければならなかった人に対して、挨拶状を送ります。挨拶状を送る際に、漏れがないか、故人に近い人同士で確認し合うとよいでしょう。具体的な送付先は以下のとおりです。

・故人の友人や知人
・故人の職場関係者
・故人に年賀状を送ってきた人
・場合によっては遺族の関係者(職場・知人など)

挨拶状を送る方法

最も丁寧なやり方は、奉書封筒に奉書紙で作成し手渡ししますが、通常は印刷したハガキで送付します。四十九日法要前なら薄墨で、その後は濃墨の縦書きで作成します。

普段からメールなどでやり取りしている場合は、メールなどでもよいですが、特に目上の人には失礼にならないよう、ハガキで送付しましょう。


家族葬における挨拶状の例文

挨拶状の例文について、通常の場合と香典をもらった場合について紹介します。参考にしてください。

通常の例文

挨拶状には、亡くなって家族葬を行ったこと、生前お世話になったお礼、お詫び、最後に日付・喪主住所を記載します。日付は西暦ではなく、年号で記載します。例えば、以下のような挨拶状を作成します。

生前はご厚誼を賜りありがとうございました
先日 夫〇〇儀 永眠しました
葬儀は去る〇月〇日に家族のみで執り行いました
なお御香典  御供花  御供物につきましてはご辞退させていただくお願い申し上げます
故人 生前はひとかたならぬご厚情にあずかり深く感謝申し上げます
お知らせが遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます

令和〇年〇月〇日
住所
喪主 氏名

香典をもらった場合の例文

書面で香典返しに添付する挨拶状の例文を紹介します。なお直葬であっても香典をいただいた場合は、四十九日以降送付してもよいでしょう。

父〇〇儀 去る〇年〇月〇日 〇歳にて永眠いたしました
ここに謹んでお知らせ申し上げます
葬儀につきましては故人の遺志に基づき 近親者のみにて執り行いました
本来ならばすぐにご連絡を申し上げるところではござましたが お知らせが遅れましたことを深くお詫び申し上げます
また 多くのお気遣いとお香典を賜り 深謝申し上げます
故人 生前ご交誼を賜り厚く御礼申し上げます 
本来ならば直接ご挨拶し申し上げるところ 恐縮ではございますが略儀ながら書中にてご挨拶とお知らせを申し上げます

令和〇年〇月〇日
住所
喪主氏名

挨拶状にいれるべき例文

挨拶状に入れるべき例文について、解説します。見出しの例文以外に、最後に喪主の住所氏名を記載します。

亡くなったことを伝える例文

挨拶状の冒頭にくる例文です。病気で亡くなった場合、「かねてより病気療養中の処薬石効なく」という表現もあります。長寿の場合は以下のような文章になります。

【例】母〇儀 去る〇月〇日に〇歳にて天寿を全うしました

すでに家族葬を行ったお詫びの例文

家族葬に参列する声かけができなかったお詫びとして、具体的には以下のような例文が必要です。

【例】故人の遺志により 葬儀は近親者のみで執り行いました
【例】〇月〇日に四十九日法要と納骨を済ませましたので 合わせてご連絡申し上げます

香典などを辞退する場合の例文

お返しが手間なので、香典(仏教以外では不祝儀)を辞退したい場合は、あらかじめ挨拶状に記載します。

【例】なお 誠に勝手ではございますが お供えやお花 不祝儀につきましてはご辞退させていただきます

生前にお世話になったお礼の例文

最後の一文として付け加える例文です。具体的には以下のとおりです。

【例】生前 母に賜りましたご厚誼に深く感謝申し上げ 失礼ながら書中にてご通知申し上げます
【例】生前のご厚誼に心よりお礼申し上げます

香典返しとともに送る挨拶状の例文

香典をいただいた場合、香典返しと一緒に送付する挨拶状に添える文例です。具体的には以下のとおりです。

【例】つきましては 感謝と供養のしるしとして心ばかりの品を届けさせていただきます お納めくださいませ

家族葬における挨拶状の注意点

紹介した例文以外に、記載しておきたい文章がある方もいるでしょう。挨拶状を作成するにあたって、注意しておきたいルールについて解説します。

挨拶状でのNGポイント

挨拶状でやってはいけないのは、句読点を使用すること、季節の挨拶をすること、行頭の一字下げることです。句読点が不使用なのは、葬儀が滞りなく行われたことや相手への敬意を示すため、毛筆の縦書きの正式なマナーのためです。

宗教による違い

宗教によって使用してはいけないNGワードが存在しています。例えば神道の場合は「永眠」を使用せず、「帰幽」とします。キリスト教式では、死を悔やむ言葉の使用は禁じられています。「お悔み」ではなく、「お祈り」と使用します。

仏教には「天国」はありません。仏教以外で、「戒名(法名)」「冥福」「供養」「法要」「法事」「成仏」など仏教用語の使用は控えましょう。なお弔辞で使ってはいけないNGワードは別見出しで解説します。

「逝去」について

「逝去」については注意が必要です。逝去は葬式でよく使用されるようになりましたが、本来は尊敬語のため、遺族の死亡の表現として本来そぐわない言葉です。年配者など抵抗がある人もいることも考慮しましょう。

挨拶状のNGワード

挨拶状のNGワードについて、忌み言葉・続き言葉・重ね言葉について解説します。文章を作成する場合は使用しないように気をつけましょう。

忌み言葉

不吉な言葉とされている忌み言葉は、不幸を連想させるため使用してはいけない言葉です。具体的には以下のような言葉で、言い換え言葉があるものを合わせて例示しました。

・存命中・生きていたころ→生前・元気だったころ
・急死→急逝・突然のこと
・忙しい→多用
・追って・続いて→後ほど・同様に
・浮かばれない ※使わない
・大変なことになる ※使わない
・四 九   ※使わない
・消える ※使わない

重ね言葉・続き言葉

重ね言葉・続き言葉とは、葬式といった不幸が続かないよう使用しない言葉です。具体的には以下の言葉で、言い換え言葉があれば合わせて例示しました。

・たびたび・しばしば→よく・いつも
・くれぐれも・重々 →十分に・よく・どうぞ
・いよいよ・ますます→さらに・もっと
・もう一度・再び→いま一度・改めて
・かえすがえす→後から振り返りますと
・再三・何度も→大変多く・頻繁に
・つぎつぎ→ たくさん
・いろいろ→多くの
・また→改めて

挨拶状と喪中はがきの違い

故人を亡くなったことを知らせる挨拶状として混同しがちですが、基本的には挨拶状と喪中はがきは違うものです。挨拶状を出す時期が11月下旬から12月初旬に近い時期である場合、喪中はがきと一緒に郵送する場合もあります。

まとめ

家族葬の挨拶状は、葬儀に参列していない故人の知人などに送るものです。決められた例文やしきたり、NGポイントに注意して、失礼のないよう確認して送付しましょう。

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