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火葬式にお布施は必要なのか?お布施の費用相場や渡す際のマナーを解説

お葬式のマナー,葬儀費用



近年は、従来とは異なる形のお葬式を検討する人が増えており、火葬式もその1つです。この記事では、火葬式について基本的なことやお布施の必要性と相場、お布施以外にかかる費用と相場について解説します。火葬式を検討している人や、火葬式への参列を予定している人は、ぜひ参考にしてください。


火葬式とは

火葬式とは、火葬・収骨のみを行う葬儀のことです。直葬とも呼ばれます。故人を安置場所から火葬場に直接搬送し、短時間のお別れ後、火葬・収骨をします。お通夜や告別式など一般的な葬儀の儀式を省略した、シンプルなお見送りです。火葬場という限られた空間でのお別れになるため、参列者は家族や身内など、ごく数名に限られます。

火葬式が選ばれる理由

近年、なぜ従来のお葬式ではなく、火葬式を検討する人が増えているのでしょうか。火葬式が選ばれている3つの理由を、以下で解説します。

1:費用が削減できる

火葬式では、葬儀にかかるコストを削減できます。一般的な葬儀では、会場費や参列者の飲食代、香典返しなどの費用が数十万円〜数百万円かかるとされています。火葬式は、経済的な負担を減らしたい人に選ばれています。

2:遺族の負担が減る

火葬式は、一般的な葬儀に比べて、葬儀の準備や弔問対応など遺族の負担を減らせます。参列者への香典返しの準備や、受付係や葬儀の手伝いをして頂いた方々への御礼など、葬儀前後の対応が最小限になるためです。

3:体力的または経済的理由で葬儀ができない

火葬式が選ばれる背景には、経済的に葬儀費用の捻出が難しいケースや、遺族が高齢や闘病中であるために葬儀の対応ができないといったケースがあります。火葬式は、体力的にも経済的にも、不安や負担を軽減できます。

火葬式にお布施は必要になるか

火葬式におけるお布施は、必要なケースとそうではないケースがあります。以下で解説します。

1:火葬式に僧侶を呼ぶケース

一般的な葬儀と同様で、火葬式も僧侶を呼ぶ場合にはお布施が必要です。火葬式の読経は、出棺前や火葬前の短い時間で行います。お布施は、故人のための読経や戒名をお願いした僧侶への、感謝やお礼の気持ちを表すものです。「葬儀にかかるコスト」という括りとは異なるものとして考えましょう。

2:火葬式に僧侶を呼ばないケース

火葬式を身内だけで行い、僧侶を呼ばない場合は、お布施は必要ありません。火葬式に限らず、一般的な葬儀でも、宗教上の理由から僧侶を呼ばないことはあり、その場合もお布施は用意しません。お布施は葬儀の形ではなく、読経や戒名を僧侶に依頼するかどうかで、用意すべきかどうかが決まります。

火葬式にかかるお布施の費用相場とは

火葬式にかかるお布施について、読経と戒名に分けて費用相場を解説します。菩提寺の場合とそうでない場合の相場も参考にしてください。

1:読経料の費用相場とは

読経料の費用相場は3万〜10万円が一般的ですが、供養の内容によって金額が変わります。火葬式のお経は、火葬場や安置場所であげてもらいます。火葬場のみの読経で3万円、安置場所と火葬場の両方で読経をしてもらう場合は10万円前後を包みます。故人の供養への感謝の気持ちを表すものとして、失礼のない金額を渡しましょう。

2:戒名をつける場合の費用相場とは

戒名の費用相場は10万〜15万円が一般的ですが、位の高い戒名をつけると100万円以上になることもあります。戒名は、仏門に入った人が受け取る名前のことです。仏式の供養に必要であるため、多くの場合が亡くなった後につきます。金額ごとに戒名の最後につく位が変わり、100万円以上は最高位の戒名になります。

3:菩提寺の場合の費用相場とは

菩提寺の場合のお布施は、10万〜50万円が相場です。菩提寺とは、先祖代々のお墓があるお寺で、納骨をする四十九日やその後の法要まで長く付き合いが続きます。火葬式のお布施には、今後も供養をお願いする意味が込められています。

4:菩提寺ではない場合の費用相場とは

菩提寺ではない場合のお布施は、10万円前後が相場です。菩提寺ではない僧侶とは、火葬式の場の一度きりの関係です。そのため、菩提寺よりもやや少額にする傾向にあります。供養する僧侶へのお礼の気持ちとして包みます。

僧侶へのお布施以外に必要な費用と相場

僧侶へ包むお金で、お布施以外に必要なものと相場について解説します。

1:お膳料

ご飯代を意味するお膳料は、5,000円が相場です。一般的な葬儀の場合、火葬後や火葬中に精進落としといわれる、供養と参列者へのお礼とお清めの意味合いの酒席を設けます。お膳料は、精進落としを辞退した僧侶に渡すものですが、火葬式の場合は精進落としを行わないことも多く、その場合は必要ありません。

2:お車代

僧侶へのお車代は、1日あたり5,000円が相場です。お通夜と告別式の2日間来てもらう一般的な葬儀とは違い、火葬式は火葬する当日のみであるため、5,000円となります。遠方からの場合は、実際の交通費よりも多いキリのよい金額にしましょう。お車代は、お布施とは別の封筒に「御車料」と書いて用意し、お布施と一緒に渡します。

火葬式へ僧侶を手配する方法

火葬式に僧侶を手配する方法を、4つのパターンで解説します。

1:葬儀社に相談する

菩提寺との付き合いがない場合は、葬儀社に相談しましょう。葬儀社と付き合いのあるお寺の僧侶が、火葬式に来てくれます。葬儀社に相談することで、火葬式の打ち合わせや準備と一緒に僧侶の手配が頼め、火葬式までスムーズに進むことがメリットです。葬儀社によっては、火葬式後の法要も同じ僧侶を手配してくれることがあります。

2:菩提寺に相談する

菩提寺がある場合には、直接連絡をして相談します。お寺と付き合いがあることを檀家に入るといいますが、先祖が檀家の場合、葬儀の方針は基本的に菩提寺に従う必要があります。僧侶の手配の前に、火葬式を希望していることを、まずは相談しましょう。菩提寺が遠方の場合は、近くの同じ宗派のお寺を紹介してもらえることもあります。

3:インターネットで検索して探す

最近は、僧侶の派遣サービスもあります。インターネットで検索すると、さまざまな派遣サービス業者を見つけられます。サービス業者ごとに料金体系が異なるため、複数社に見積もり依頼をして検討することが重要です。比較する際には、価格とサービス内容のバランス、実績、やりとりのスムーズさなどを重点的に確認しましょう。

4:僧侶手配サービスを使う

自分で僧侶を探すことが不安な場合には、僧侶手配サービスの利用が安心です。読経料・御車代・御膳料など、僧侶に必要な費用がすべて含まれたプランになっており、追加費用が発生しません。相場は35,000円程度が目安です。

火葬式でお布施を渡す時のマナーとは

火葬式に来てくれた僧侶へお布施を渡す際のマナーについて、解説します。

1:白い封筒に包む

一般的にお布施は白い無地の封筒に包みます。正式なお布施は、奉書紙に包んで渡しますが、今はコンビニエンスストアでも買える白い封筒で問題ありません。郵便番号の枠が入っているものや、内側に紫色の紙が入っているものは避けます。紫色の紙が入っている二重封筒は不幸が重なるイメージになり、縁起がよくありません。

2:濃墨で宛名を書く

香典は薄墨で宛名を書きますが、お布施は感謝の意を示すものであることから、濃墨で宛名を書きます。同じ理由から、お金は新札を用意しましょう。肖像画が表面に向くように、封筒へ入れます。封筒の表面の中央上に「お布施」あるいは「御布施」と記し、下部に喪主のフルネームもしくは「◯◯家」と書きます。裏面への住所等の記入は不要です。

3:お盆にのせて渡す

御布施は、正式には切手盆や小さなお盆に乗せて渡します。火葬場で渡すことになる火葬式の場合は、袱紗(ふくさ)に包んで渡すとよいでしょう。不祝儀を包むような、紫色などの落ち着いた色の袱紗を使います。渡す際には、僧侶に表面の文字が見やすい向きになるようにします。袱紗やお盆は床に置いてはなりません。

まとめ

近年増えている火葬式は、お通夜や告別式をせず、直接火葬場にて故人とのお別れをするシンプルなお見送りの方法です。僧侶へ読経や戒名を依頼する場合にはお布施が必要となり、相場は一般的なお布施と大きく変わりません。

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