東京都北区の終活支援|あんしん北の相談窓口と終活情報登録・エンディングノート

東京都北区の終活支援|あんしん北の相談窓口と終活情報登録・エンディングノート

「そろそろ終活を始めたほうがいいのかな」。
そう思っても、何から手をつければよいのか分からないまま、月日が過ぎていく方は少なくありません。

エンディングノートを買ったものの、書きかけのまま引き出しにしまってある。
離れて暮らす親に、もしものときの希望をどう聞けばよいか迷っている。
そんな声も、ご家族からよく聞かれます。

東京都北区では2026年10月1日から、区の終活支援「あんしんみらいプロジェクト」が始まりました。
この記事では、相談窓口、終活情報登録、エンディングノートとの使い分けを順に整理します。

この記事でわかること
  • 北区の終活支援は相談窓口と終活情報登録の2本立てで、2026年10月1日に始まりました。
  • 相談は社会福祉協議会の権利擁護センター「あんしん北」で、弁護士・司法書士の専門相談もあります。
  • 終活情報登録はおおむね65歳以上・無料で、12の項目から選んで区に預けられます。
  • エンディングノートとの違いと、葬儀の希望をどこに残すかを対応表で整理します。

目次

東京都北区の終活支援「あんしんみらいプロジェクト」とは?

東京都北区の終活支援「あんしんみらいプロジェクト」とは?

北区が2026年10月1日に始めた、終活支援事業の愛称です。
柱は「あんしん北」の終活相談窓口と、区に情報を預ける終活情報登録の2つです。
元気なうちから、ひとり暮らしでも安心して備えられるようにすることが目的です。

区はこの事業を、長くなった退職後の暮らしへの備えを支えるものと説明しています。
元気なうちから、単身であっても、人生の最終章に向けた準備ができるようにするためです。

「あんしんみらいプロジェクト」という名前は、区民の投票で決まりました。
4つの候補に609票が集まり、そのうち227票を得た案が選ばれています。

事業は、相談と登録の2つに分かれています。
窓口も対象も違うので、まずは表で全体をつかんでおきましょう。

項目終活相談窓口終活情報登録
窓口北区社会福祉協議会
権利擁護センター「あんしん北」(北区岸町)
北区役所 高齢福祉課
(第一庁舎1階10番)
対象北区内に住所がある方北区内に住所があるおおむね65歳以上の方
内容相談員による一般相談
弁護士・司法書士による専門相談
緊急連絡先やお墓の所在地など、12項目を区に登録
受付平日9時〜16時
専門相談は第1・第3水曜日(予約制)
平日8時30分〜17時15分
費用区・社協の案内に記載なし(電話で確認)無料
電話03-3908-728003-3908-1158

出典:北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」(2026年9月15日更新)/北区「北区終活情報登録事業のご案内」(PDF)/北区社会福祉協議会「終活相談窓口を開設します」。2026年9月時点。

相談窓口の対象には、年齢の条件が書かれていません。
一方で終活情報登録は、おおむね65歳以上の方が対象です。

自分の場合は、どちらから始めればよい?

迷ったら、何に困っているかで入口を選びます。
「何から手をつければよいか分からない」ときは、年齢を問わず相談窓口から始められます。

いまの状況最初の一歩窓口
何から始めればよいか分からない一般相談で考えを整理するあんしん北
03-3908-7280
相続・遺言・成年後見を専門家に聞きたい専門相談を予約する(前週の金曜日まで)あんしん北
03-3908-7280
ひとり暮らしで、もしものときの連絡先を伝えたい本人が窓口で終活情報登録をする高齢福祉課
03-3908-1158
遺言書やノートの置き場所を誰にも伝えていない保管場所を終活情報登録に入れる高齢福祉課
03-3908-1158
北区に住む親の備えが気になる(子ども)親と話し、登録の準備を手伝う申請は親本人が行う

北区の65歳以上の方は83,145人で、人口の22.48%にあたります(2026年9月1日現在)。
住民基本台帳で比べると、高齢化率は23区で3番目に高い水準です(2026年1月1日現在)。
数字の推移は北区の高齢化率と死亡数の記事で扱います。

出典:北区「世帯と人口」(2026年9月1日現在)/東京都「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」(2026年1月1日現在。区ごとの比率は当社で計算)。

終活の相談はどこへ?「あんしん北」で聞けることは?

終活の相談はどこへ?「あんしん北」で聞けることは?

終活の相談窓口は、北区社会福祉協議会の権利擁護センター「あんしん北」です。
相談員の一般相談は平日9時〜16時で、窓口でも電話でも受け付けます。
相続・遺言・成年後見は、弁護士・司法書士の専門相談で聞けます。

あんしん北は北区岸町1-6-17にあり、電話番号は03-3908-7280です。
相談できるのは、北区内に住所がある方です。

一般相談では、相談員が話を聞きながら、これからの考えを整理する手伝いをします。
区に情報を預ける終活情報登録についても、ここで相談できます。

項目一般相談専門相談
相談の相手相談員弁護士・司法書士
主な内容終活の進め方、考えの整理
終活情報登録のこと
相続・遺言・成年後見制度など、法律に関わること
日時平日 9時〜16時毎月第1・第3水曜日
1回1時間程度
方法窓口・電話要予約(前週の金曜日まで)

専門相談は月に2回の予約制で、締切は相談日の前の週の金曜日です。
時間は1回1時間程度なので、聞きたいことを絞っておくと話が進みやすくなります。

出典:北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」/北区社会福祉協議会「終活相談窓口を開設します」/北区「あんしんみらい終活フェア」チラシ(PDF・あんしん北の開所日)。2026年9月時点。

名前の似た窓口と取り違えないために

「あんしん北」で検索すると、名前の似た医療機関の情報が一緒に出てくることがあります。
終活の相談窓口は、北区社会福祉協議会の権利擁護センターのほうです。

北区には、介護や暮らしの相談を受ける「高齢者あんしんセンター」(地域包括支援センター)もあります。
こちらは地域ごとに担当が分かれた別の窓口で、高齢者あんしんセンターの記事で紹介します。

電話をかける前に確かめたいこと
  • 相談先の正式な名前は「北区社会福祉協議会 権利擁護センター あんしん北」。
  • 電話は03-3908-7280、ファクスは03-3905-4653。
  • 開いているのは平日だけで、土日祝日は休み。

相談の前にメモしておくと話が早いこと

「終活の相談」と聞くと、何を話せばよいのか身構えてしまうかもしれません。
一般相談は考えの整理から手伝ってもらえるので、まとまっていなくても大丈夫です。

それでも、次のようなことを紙に書いて持っていくと、短い時間でも相談が進みます。
専門相談を予約するときも、同じメモが役に立ちます。

相談の前にメモしておきたい4つのこと
  • いちばん気になっていること(1〜3つに絞る)。
  • 家族の状況(同居か別居か、頼れる人がいるか)。
  • 遺言書・エンディングノート・生前の契約など、すでに用意しているもの。
  • 持ち家や預貯金など、財産の大まかな種類。

テーマごとのくわしい相談先

終活の悩みは、相続、後見、療養、お墓と幅が広いものです。
あんしん北で話を整理したあと、テーマごとに深く調べたいときは次の記事が参考になります。

気になること相談の入口くわしい記事
相続・遺言あんしん北の専門相談など北区で相続の相談をするなら
成年後見あんしん北北区の成年後見制度
身寄りがない・死後の手続きを頼みたいあんしん北・終活情報登録身寄りがない方の死後の備え
自宅での療養・看取り区の在宅療養の案内北区の在宅療養と自宅での看取り
介護・日々の暮らし高齢者あんしんセンター北区の高齢者あんしんセンター
お墓・納骨先霊園・寺院など北区のお墓・霊園

終活情報登録とは?何を登録して、誰に伝わる?

終活情報登録とは?何を登録して、誰に伝わる?

終活情報登録は、もしものときに必要な情報を、あらかじめ北区に預けておく制度です。
本人が意思を示せなくなったときや亡くなったときに、区が登録先へ情報を伝えます。
対象はおおむね65歳以上の区民で、登録は無料です。

区は、この制度で本人の意思を的確に伝えることを目指していると説明しています。
希望に沿った終末期の医療や、亡くなったあとの手続きを円滑に進めるためです。

登録できるのは次の12項目で、どれを登録するかは自分で選べます。
すべてを埋める必要はなく、伝えておきたいものだけを選んでかまいません。

番号登録できる内容こんなときの手がかりに(例)
1緊急連絡先入院や救急のとき、誰に連絡すればよいかが分かる
2本籍・筆頭者亡くなったあと、戸籍を取り寄せる先が分かる
3かかりつけ医療機関ふだんの病状を知る医療機関にたどり着ける
4既往歴、現病歴(アレルギー情報を含む)救急や入院のときに伝えたい情報を残せる
5リビング・ウィルの保管場所延命治療などへの本人の考えを探せる
6エンディングノートの保管場所ノートを家族が見つけられる
7臓器提供の登録本人の意思を確かめられる
8献体登録先登録先へ連絡できる
9ペットの預け先残されたペットの行き先が分かる
10死後事務委任契約や終活関係の生前契約の有無など契約の相手に連絡できる
11遺言書の有無など遺言書を探す手がかりになる
12お墓の所在地など納骨先を探さずにすむ

出典:北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」(登録できる内容)。右の列は当社が想定した例で、区の説明ではありません。

連絡先や持病は中身を登録しますが、遺言書やノート、お墓は「あるかどうか」「どこにあるか」を登録します。
書類そのものは手元に置いたまま、家族がたどり着くための道しるべを区に預けるしくみです。

登録から開示までの流れ

登録した情報は区が保管し、ふだんは誰かが自由に見られるものではありません。
開示されるのは、本人が意思を示せなくなったときや亡くなったときに、照会があった場合です。

照会できるのは、警察・消防・医療機関・北区福祉事務所と、本人があらかじめ登録した方などです。
区のチラシでは、親族や友人などを開示先として登録できると案内しています。

登録から開示までの4つの段階
  • ①本人が高齢福祉課で申請し、情報を登録する(登録証と登録カードを受け取る)。
  • ②本人が意思を示せなくなる、または亡くなる。
  • ③あらかじめ登録した開示先から、区へ照会がある。
  • ④区が、登録されている情報を開示する。

区は、本人があらかじめ登録した開示先にだけ情報を開示するとしています。

申請できる人と、窓口・持ち物

申請できるのは本人か、本人が認知症などで意思を示しにくい場合の成年後見人です。
委任による代理申請はできないため、家族が委任状を持って代わりに手続きすることはできません。

窓口は北区役所第一庁舎1階10番の高齢福祉課で、平日8時30分〜17時15分に受け付けています。
登録の費用はかかりません。

申請のときに要るもの
  • 登録票。
  • 緊急連絡先・ペットの預け先登録同意書。
  • 本人確認のための書類(マイナンバーカードや運転免許証など)。

同意書が要るので、緊急連絡先やペットの預け先を頼む相手には、先に話を通しておくと安心です。
書類の書き方は、高齢福祉課(03-3908-1158)かあんしん北で確かめられます。

出典:北区「北区終活情報登録事業のご案内」(PDF)/北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」。2026年9月時点。

エンディングノートと終活情報登録はどう使い分ける?対応表で確認

エンディングノートと終活情報登録はどう使い分ける?対応表で確認

エンディングノートは、希望や思いを自分の言葉で書き残すものです。
終活情報登録は、その保管場所や連絡先を区に預けておくしくみです。
ノートを書き、置き場所を登録する組み合わせにすると、家族に届きやすくなります。

エンディングノートには決まった書式がなく、遺言書のような法的な効力もありません。
そのぶん自由に書けますが、家族に見つけてもらえなければ思いは届きません。

終活情報登録は、項目が12に決まっているかわりに、区が保管して必要なときに伝えてくれます。
2つの違いを、書き残したい内容ごとに対応表にしました。

書き残したいことエンディングノート終活情報登録(番号は登録項目)
緊急時の連絡先書ける登録できる(1)
持病・かかりつけ書ける登録できる(3・4)
延命治療などの希望希望そのものを書けるリビング・ウィルの保管場所を登録(5)
臓器提供・献体意思を書ける登録できる(7・8)
ペットのこと世話の仕方まで書ける預け先を登録(9)
遺言書・生前の契約有無や置き場所をメモできる有無などを登録(10・11)
お墓希望を書ける所在地などを登録(12)
葬儀の希望(形式・呼ぶ人・宗教)書ける登録の項目にない
財産・口座・デジタルの情報書ける登録の項目にない
ノートそのもの-保管場所を登録(6)

表のとおり、葬儀の希望とお金のことは、終活情報登録では伝えられません。
この2つはノートに書き、ノートの保管場所を登録しておくと、家族がたどり着けます。

反対に、ノートだけでは、救急の現場や病院が本人の情報を知る手段になりにくい面があります。
緊急連絡先やかかりつけの情報は、登録もしておくと役割を補い合えます。

北区独自のエンディングノートは配られている?

区の終活支援のページには、区独自のエンディングノートを配っているという案内は見当たりません(2026年9月時点)。
区の令和8年度予算案の資料では、終活相談の中でエンディングノートを使った講座を行う予定とされています。
10月5日のキックオフ催しでも、エンディングノートを扱う講演が案内されていました。

配布や講座の予定は、高齢福祉課(03-3908-1158)かあんしん北に問い合わせてください。
市販のノートや、手元にあるノートを使って書き始めてもかまいません。

出典:北区「令和8年度 予算案主な事業」(PDF・2026年2月)/北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」。講座の日程は2026年9月時点の区のページでは確認できませんでした。

ノートを選ぶときの目安
  • 終活情報登録の12項目に対応する欄があり、書き写しやすいか。
  • 葬儀やお墓の希望を書く欄が、十分な広さで用意されているか。
  • 書き直しや書き足しがしやすく、気持ちの変化に合わせて見直せるか。

ノートに書いておきたい葬儀の希望

葬儀の希望は、終活情報登録では伝えられない項目です。
だからこそノートの中で具体的に書いておくと、家族が短い時間で決める場面の迷いが減ります。

すべてを決めきる必要はなく、「こうしてほしい」「これだけは避けたい」の2つが分かるだけでも助けになります。
次の6つを目安に、書けるところから埋めていきましょう。

葬儀について書いておきたい6つのこと
  • 葬儀の形式(火葬式・一日葬・家族葬・一般葬など)。
  • 亡くなったことを知らせてほしい人と、参列をお願いする範囲。
  • 宗教・宗派と、お付き合いのあるお寺。
  • 遺影に使ってほしい写真。
  • 葬儀の費用をどう準備しているか。
  • 喪主をお願いしたい人。

呼ぶ範囲は、同居のご家族、別居の子と孫、きょうだい、おい・めい、と近い順に線を引くと決めやすくなります。
迷う方がいるときは「呼ばない」と決め切らず、「葬儀のあとで知らせる」と書き残しておくと、ご家族が判断しやすくなります。

終活のうち、葬儀の準備はどこまで決めておけばいい?

終活のうち、葬儀の準備はどこまで決めておけばいい?

区の終活支援が受け持つのは、情報を預けることと、法律などの相談です。
葬儀の内容や費用の見込みは、葬儀社の事前相談で具体的にしておきます。
北区は火葬場が区外になるため、場所と制度を先に確かめておくと安心です。

区の制度と葬儀社では、終活の中で受け持つ範囲が違います。
何をどこに相談し、どう残しておくかを、表で分けておきます。

決めておきたいこと主な相談先残し方
もしものときの連絡先・書類の場所北区(終活情報登録)高齢福祉課で登録する
相続・遺言・成年後見あんしん北の専門相談など遺言書などを用意し、有無を登録する
葬儀の形式・規模・費用葬儀社の事前相談見積もりを受け取り、ノートに書く
火葬場・式場の希望葬儀社の事前相談ノートに書き、家族と共有する
お墓・納骨先霊園・寺院など所在地を登録し、ノートにも書く

区の終活支援は、情報を預けることと、考えや法律の問題を整理することが中心です。
葬儀の形式や費用は、依頼を考えている葬儀社に聞くと、見積もりという形で具体的な答えが得られます。

北区で葬儀の事前相談をするときに確かめたいこと

北区内には火葬場がなく、荒川区の町屋斎場や板橋区の戸田葬祭場など、区外で火葬します。
区営の式場には、浮間の北区セレモニーホールがあります。

23区共通の区民葬儀は、区内の取扱指定店に申し込むことが前提の制度です。
アイワセレモニーは北区の区民葬儀の取扱指定店ではないため、当社へのご依頼では区民葬儀券を使えません。
区民葬儀助成金の条件も満たさないので、区民葬儀を使いたい方は取扱指定店にご相談ください。

事前相談で確かめておきたい4つのこと
  • 火葬場(町屋斎場か戸田葬祭場か)と、式場の候補。
  • 区民葬儀を使うかどうか(使うなら取扱指定店に依頼する)。
  • 喪主を誰にするか(区民葬儀は故人か喪主が23区内に住んでいることが条件)。
  • 費用の見込みと、葬祭費など葬儀のあとに受け取れるお金。

火葬場・式場・制度の全体像は、北区で葬儀をするときの基本情報の記事にまとめています。
区民葬儀のしくみと取扱指定店は、北区の区民葬儀の記事で紹介しています。

出典:北区「区民葬儀」/北区「令和8年度 特別区区民葬儀取扱指定店一覧」(令和8年8月31日現在・PDF)/北区「北区セレモニーホール」。2026年9月時点。

アイワセレモニーでは、北区の方の葬儀の事前相談を無料で受け付けています。
ご相談は事前相談・お問い合わせのページから、費用の目安は北区の葬儀プラン・料金一覧でご確認ください。

離れて暮らす子どもは、親の終活をどう手伝える?

離れて暮らす子どもは、親の終活をどう手伝える?

終活情報登録は代理で申請できないため、子どもは準備と話し合いを手伝う形になります。
親が子どもを開示先に登録しておけば、もしものときに区へ照会できます。
書類やノートの置き場所を、親子で一緒に確かめておくことが大切です。

親は北区でひとり暮らし、子どもは区外や遠方に住んでいる、という家族は少なくありません。
急な入院の知らせを受けても、親の持病やかかりつけの病院が分からず困ることがあります。

終活情報登録では、本人が照会できる相手として家族や友人を登録できます。
子どもが緊急連絡先と開示先の両方に入っておくと、遠くにいても情報にたどり着く道ができます。

一方で、申請そのものは本人が高齢福祉課の窓口で行います。
親と子どもで受け持つことを分けると、次のようになります。

準備すること本人(親)子どもにできること
終活情報登録高齢福祉課の窓口で申請する登録する内容を一緒に整理し、書類をそろえる
緊急連絡先・開示先子どもを登録する連絡先になることを引き受ける
終活の相談あんしん北に相談する相談の前のメモ作りを手伝う
エンディングノート書いて、置き場所を決める置き場所を聞いておく
葬儀の希望ノートに書く葬儀社の事前相談に一緒に参加する

表の右の列は、どれも親が元気なうちに進めておきたい手伝いです。
一度にすべてを進めず、話しやすいところから1つずつ取りかかりましょう。
すでに容体が急に変わり、葬儀の準備が差し迫っているときはお急ぎの方へのページをご覧ください。

親との話し合いを始めるきっかけ

区は事業の開始に合わせ、「あんしんみらい終活フェア」を開くと案内していました。
会場は北とぴあ13階の飛鳥ホールで、日程は2026年10月5日です。
講演のほか、成年後見や遺言・相続・葬祭などの相談ブース、納棺体験の体験コーナーが予定されていました。

こうした区の催しや新しい制度の話題は、終活の話を切り出す入口になります。
「区でこういう登録ができるらしい」と伝えると、親も自分のこととして話を聞きやすくなります。

親子で確かめておきたい5つのこと
  • 緊急連絡先を誰にするか。
  • 遺言書・保険証券・通帳・エンディングノートの置き場所。
  • 延命治療など、終末期の医療への考え。
  • 葬儀の規模と、知らせてほしい人。
  • お墓の場所と、これから継ぐ人。

療養が長くなりそうなときは、北区の在宅療養と自宅での看取りの記事も参考にしてください。

出典:北区「あんしんみらいプロジェクト(終活支援事業)」/北区「あんしんみらい終活フェア」チラシ(PDF)。2026年9月時点。

まとめ|北区の終活は「相談」「登録」「ノート」の3つで備える

まとめ|北区の終活は「相談」「登録」「ノート」の3つで備える

迷ったことは、あんしん北の相談窓口で整理します。
もしものときに必要な情報は、終活情報登録で区に預けます。
葬儀やお金の希望はノートに書き、その置き場所も登録しておきます。

ここまでの要点を、あらためて整理します。

この記事の要点
  • 北区の終活支援「あんしんみらいプロジェクト」は2026年10月1日に始まりました。
  • 相談窓口は権利擁護センター「あんしん北」(03-3908-7280)で、専門相談は第1・第3水曜日の予約制です。
  • 終活情報登録はおおむね65歳以上・無料で、代理申請はできません。
  • 登録できる12項目に葬儀の希望は入っていないため、ノートに書いて保管場所を登録します。
  • 葬儀の中身は葬儀社の事前相談で、火葬場・式場・制度の条件と合わせて確かめます。

終活は、一度にすべてを終わらせるものではありません。
連絡先を1つ登録する、ノートに1ページ書く、といった小さな一歩から始めてみてください。
北区での葬儀の段取りは葬儀の流れのページで、アイワセレモニーの北区でのご案内は北区のトップページでご覧いただけます。

東京都北区の終活支援に関するよくある質問

東京都北区の終活支援に関するよくある質問
65歳になっていなくても、終活情報登録はできますか?

区の案内では、対象は北区内に住所があるおおむね65歳以上の方とされています。
65歳に届かない方が登録できるかは、高齢福祉課(03-3908-1158)へ確認してください。
終活の相談窓口のほうは、年齢の条件が案内に書かれていません。

子どもが親の代わりに、終活情報登録を申請できますか?

できません。
申請できるのは本人か、本人が認知症などで意思を示しにくい場合の成年後見人で、委任による代理申請は受け付けていません。
子どもは、登録する内容の整理や書類の準備を手伝う形になります。

登録した情報は、誰でも見られるのですか?

いいえ。
区が開示するのは、本人が意思を示せなくなったときや亡くなったときに、あらかじめ登録した開示先から照会があった場合です。
開示先は警察・消防・医療機関・北区福祉事務所と、本人が登録した家族や友人などです。

葬儀の希望も、区に登録しておけますか?

登録できる12項目に、葬儀の希望そのものは入っていません。
葬儀の形式や呼びたい人はエンディングノートに書き、ノートの保管場所を登録しておくと家族に伝わります。
内容や費用の見込みは、葬儀社の事前相談で具体的にしておくと安心です。

あんしん北の専門相談は、どう予約すればよいですか?

権利擁護センター「あんしん北」(03-3908-7280)に連絡して予約します。
専門相談は毎月第1・第3水曜日で、予約は相談日の前の週の金曜日までです。
1回1時間程度なので、聞きたいことをメモにまとめておくと話が進みます。

本記事の制度・料金・施設の情報は2026年9月時点で、北区と北区社会福祉協議会の公式ページ・案内チラシで確認した内容です。終活相談窓口と終活情報登録は2026年10月1日に始まった事業で、対象・受付時間・登録できる内容は区の案内によります。人口は2026年9月1日現在、23区での高齢化率の順位は2026年1月1日現在の住民基本台帳をもとにした値です。区独自のエンディングノートの配布や講座の日程は、2026年9月時点の区のページでは確認できませんでした。制度の適用は個別の事情で変わるため、最終的な判断は北区 高齢福祉課・権利擁護センター「あんしん北」にお問い合わせください。

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