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直葬で戒名が必要になるケースは?戒名の概要と付けない場合の注意点

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戒名という言葉は、葬儀の機会がなければ、あまり知られることはありません。本記事では、戒名の意味や戒名が持つ特徴をわかりやすく解説します。直葬で戒名が必要なケースや戒名を授与してもらう方法も併せて解説するので、参考にしてください。葬儀の準備や参列する機会のある人に役立つ内容です。


戒名とは何か

戒名は故人が授与されるもので、仏の弟子になったことを証明します。戒名を持つ故人には、仏の教えである戒律を守る人という意味があります。元々はお坊さんが戒律を受け入れた弟子に与えており、今では菩提寺の僧侶や住職から故人に付与されるものになりました。

かつての戒名の文字数は2文字が主流でした。今では10文字から15文字が主流です。また、戒名の付与は、葬儀の際に行われます。

戒名が持つ特徴

戒名には、ランクや宗教によって名前が異なるといった特徴があります。戒名の特徴をそれぞれ確認しましょう。

特徴1:故人によってランクが変わる

故人に付与される戒名にはランクが存在します。お布施として納めた金額や故人が生前にした活動の内容などが、ランクを決める要素です。仏の世界では、人は平等とされているため、従来ではあってはならないとされた慣習ですが、今でもなお故人の生前の行いによってランクが決められることが多い傾向にあります。

戒名の前に、仏教への貢献を証明する「院号」、悟りを会得した人に対する「道号」が付きます。戒名の後には「位号」が付き、年齢や性別、地位を指しています。

特徴2:名前が宗教によって異なる

戒名は宗教によって呼び方が異なります。浄土真宗では「法名」、日蓮宗では「法号」と呼ばれ、浄土宗では「誉号」という呼称です。

浄土真宗のみ他の宗教と異なった戒名になります。戒名は、仏の弟子になり修行を行う意味がありますが、浄土真宗では、亡くなってすぐに成仏できます。修行をする必要がないため、修行をした人のような名前の戒名は付けません。戒名とは意味合いが異なるため、呼び方も「法名」とされています。

直葬でも戒名が必要かどうか判断する基準

直葬では、お通夜や葬儀といった宗教的な儀式が省かれるため、戒名は付けなくても問題ありません。実際に行われている直葬では、戒名を授与されるケースは少ないです。

しかし、直葬であれば必ず戒名が必要ないわけではなく、中には必要とされるケースもあるため注意しましょう。戒名が必要なケースを、次項で詳しく解説していきます。

直葬で戒名が必要なケース

直葬でも戒名が必要なケースは4つあります。戒名の有無で希望通りに実施できなくなる場合もあるため、事前の把握が重要です。

1:お通夜と葬儀を行う

お通夜と葬儀を行う場合には、戒名がなくてはいけません。葬儀の中で僧侶から戒名を授与してもらいます。お布施は戒名のランクによっても金額が変わり、内容に見合ったお布施代が必要になるため、事前に準備しておきましょう。仏教で弔ってもらう場合は、戒名が基本的に必要になると考えて間違いありません。

2:寺院墓地に納骨する

寺院墓地への納骨の場合も、戒名が求められます。寺院墓地には使用規則が存在し、葬儀や告別式、回忌法要などに決まりがあります。戒名の授与は行わずに、葬儀だけを行うことはできません。お寺との事前相談を行い、葬儀の内容を決めましょう。菩提寺以外のお寺で戒名の授与をしてしまうと、契約違反になるケースもあるため、注意してください。

3:寺院経営の霊園に納骨する

寺院経営の霊園へ納骨を行う場合、戒名が必須です。寺院が運営する霊園に納骨するには、檀家にならなければいけない場合が多く、檀家になるためには戒名が求められます。檀家は、お布施や会費などで経済的に寺院を支援する家庭を指します。納骨後に檀家にならなくてはいけないのか、事前に寺院へ確認しましょう。

4:直葬後に法要する

法要は、お経を読んで供養することを指す言葉です。直葬を行った後に法要を行う場合、戒名が求められるケースは多くあります。戒名が無いと法要してもらえないことが多いため、直葬後の法要を検討している人は、注意しましょう。事前に寺院へ相談して、直葬後の法要に戒名が必須かどうか確認してください。

直葬で戒名が不要なケース

直葬で戒名が不要なケースは3つあります。戒名を必要と考えない人は、参考にしてください。

1:自然葬で葬儀を行う

自然葬は、自然物を通して行う葬儀方法を意味します。遺骨を海に撒く海洋散骨や墓標を樹木にする樹木葬が自然葬の代表的な例です。自然葬では戒名を付けないケースが多いため、戒名を必要と考えない場合には、自然葬を選ぶ方法もあります。なお、寺院が行う自然葬の場合は、戒名の付与を規則にしている場所もあるため、霊園が行う自然葬を選びましょう。

2:公園墓地・公営墓地へ納骨する

公園墓地や公営墓地への納骨には、戒名が不要になることが多いです。決まった宗教や檀家の考えがない場合が多いため、戒名が不要になります。決まった宗教がないことから、イスラム教やキリスト教などの多種多様な宗派が受け入れられています。公園墓地と公営墓地の場合、違う宗派の人が同じ墓に入るケースがあるのも特徴です。

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h3:3:信仰する宗教がない
無宗教の場合には、戒名が必要ありません。戒名は仏の弟子入りを意味するため、無宗教の場合には、戒名の考え方が当てはまらないからです。無宗教の霊園で納骨や散骨を行う場合には、戒名が必要なくなります。自分や故人が無宗教で戒名を希望しないのであれば、無宗教の霊園で納骨または散骨を行いましょう。

直葬で戒名を授与してもらえるか

直葬でも戒名を授与してもらう方法はあります。戒名が必要と考えている人は、以下の5つの方法を参考にしてください。

方法1:菩提寺に相談する

菩提寺への直葬と納骨には、事前の相談が必要です。お寺は、宗派などを理由に直葬を断るケースも多いため、直前の確認では断られてしまうケースも考えられます。まず、直葬でも戒名を付けてもらえるか菩提寺に相談し、確認がとれたら正式に依頼しましょう。納骨ができないなどのトラブルを防ぐために、事前確認は忘れずに行う必要があります。

方法2:葬儀社に相談する

霊園への納骨を考えている人や菩提寺がない人には、葬儀から寺院を紹介してもらう方法もあります。自身の宗教や状況に合う寺院を紹介してもらえれば、スムーズに戒名の授与が行えるでしょう。葬儀社によっては、僧侶の手配まで依頼できるケースもあります。事前に葬儀社に相談してから、依頼内容を決めてください。

方法3:インターネットで戒名を付ける

インターネットで戒名の授与を依頼できるサービスがあります。2万円程度から依頼でき、申込みから1週間ほどで戒名が書かれた半紙が届きます。戒名は四十九日までに授与されれば問題ないとされているため、インターネットで依頼しても十分間に合います。金額や依頼の手軽さを考慮して、インターネットで戒名を授与するのも一つの手段です。

方法4:自分自身で戒名を付ける

戒名を自分で付ける方法もあります。戒名のルールを書物で調べて、ルールに従い
付与しなければいけませんが、戒名料が不要になるのは大きなメリットです。費用を理由に戒名の授与を諦める人もいるため、費用面で困っている人にはおすすめの方法です。

ただし、戒名の構造は複雑で、どんな文字でも使えるわけではありません。ルールを調べながら学び、正しく戒名を付けましょう。

方法5:生前戒名を行う

戒名を生前に授かる生前戒名も1つの手段です。戒名料を安く抑えられるメリットがあります。現代では葬儀の際に戒名を授かるのが一般的ですが、元々の戒名は生前に授与されるのが当たり前なため、不自然ではありません。注意が必要なのは、生前戒名は菩提寺からの戒名の授与に限定されるという点です。事前に菩提寺に相談しましょう。

直葬で戒名を付けない場合の注意点

直葬で戒名を付けない場合にも注意しなければいけません。故人に戒名がないため、菩提寺に葬儀を断られるケースがあります。また、仏の弟子になった証明である戒名がないと、仏式葬儀ができない可能性も高いです。その場合、仏式葬儀である僧侶の読経や法事が困難になります。

菩提寺から葬儀や読経、法事に至るまで断られるリスクが高まるため、慎重に考えて決めましょう。戒名を付けない場合でも、家族や親族はもちろん、菩提寺と事前に相談することをおすすめします。事前に相談してから決断すれば、予定していたことが急にできなくなることもなくなります。

まとめ

直葬でも戒名が必要なケースはあります。寺院墓地への納骨などの場合に戒名が必要なため、注意が必要です。直葬で戒名を付けないこともできますが、リスクを考慮して事前に菩提寺や家族、親族に相談しましょう。

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