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お墓を持たないで供養する方法とは?メリット・デメリットも解説

お墓・墓地,散骨,終活・準備,葬儀後
少子高齢化や核家族化が進む現代では、お墓を持たない人が増加しています。この記事では、お墓を持つか悩んでいる人、既に持っているお墓の取り扱いに悩んでいる人に向けて、お墓を持たない供養方法について解説します。ぜひ自分に合う供養の方法を見つけてください。


お墓を持たない人が増えている理由

近年、お墓を持つことに対してさまざまな問題が発生し、お墓離れが起きています。ここでは、お墓を持たない人が増えている理由について解説します。

お墓を継ぐ人(祭祀継承者)がいないため

お墓離れの要因の一つとして、「お墓を継ぐ人(祭祀継承者)がいない家庭が増えている」ことが挙げられます。これまでは先祖代々お墓を継ぐことが当たり前とされていましたが、現在では非婚化や少子高齢化も進み、子供が親の世代を支えるのは大きな負担となっています。

家族が遠方に住んでいてお墓の維持が困難なため

親と子供、孫などが別々の地域に住んでいる場合、お墓の管理や維持が難しくなります。特に墓守を担う人がお墓から離れた場所に住んでいる場合、お墓の管理がより困難になるでしょう。最近では、「お墓を持っているものの、お墓参りができない」というケースが多発しています。

お墓の購入・管理費用が負担になる

お墓の購入や管理費用が高額で負担になっていることもお墓離れの大きな要因です。これまでは大家族が多く、一人ひとりが負担すべき費用は軽減されていました。しかし、現在では少子高齢化が進んでいるため、一人ひとりが負担すべき金額が高額になっています。

お墓を持たないメリット

お墓を持たない選択をする人が増えているのは、さまざまなメリットがあるからです。ここでは、お墓を持たないメリットについて解説します。

経済的な負担がかからない

お墓案内センターの調査によると、墓石の平均価格は121,83万円(墓地代別)とされています。
※参照:https://www.boseki.net/bosekinokakaku/(2019年6月~2020年5月 お墓案内センター調べ)

お墓を持つ場合、墓石代だけでなく、墓地代や管理費、維持費もかかるため、長期的に費用を支払う必要があります。したがって、お墓を持たなければ、経済的負担を減らせるでしょう。


継承者の心配をしないで済む

お墓を持たないメリットとして、「継承者の心配をせずに済む」ということが挙げられます。少子高齢化が進む現在では、生涯独身の人や子供のいない夫婦も増加しており、「お墓の継承者がいない」と不安を抱く人が増えています。

お墓を持たないデメリット

お墓を持たないメリットがある一方、お墓を持たないことで発生するデメリットもあります。ここでは、お墓を持たないデメリットについて解説します。

親族とトラブルになる可能性がある

これまでは、お墓は親から子へと受け継がれるのが当たり前だったため、今でも「亡くなったらお墓に入る」という考えを持つ人が多くいます。そのため、お墓を持たない選択をしたとしても、親族が受け入れなくてトラブルになるケースがあります。

合祀されると他人の遺骨と混ざる

お墓を持たずに埋葬する方法に「合祀墓」があります。合祀墓は、他の人の遺骨と一緒に埋葬されるため、親族の遺骨が他人の遺骨と混ざります。あわせて、合祀墓は埋葬したら二度と取り出せないため、注意が必要です。

お墓を持たない場合の4つの供養方法

お墓を持たなくても供養する方法はあります。ここでは、お墓を持たないで供養する方法について、4つに分けて解説します。

1.手元供養

お墓を持たないで供養する方法の一つに手元供養があります。手元供養は、遺骨の大部分はお墓に埋葬するか永代供養にし、残りの遺骨を手元供養にして安置する方法です。他の供養と比べて、亡くなった人を身近に感じられるという特徴があります。

骨壺やペンダントなどの「納骨型」やガラスや人口宝石など「加工型」など、さまざまな手元供養用の商品が販売されています。

2.納骨堂

納骨堂に遺骨を預けるのも供養方法の一つです。納骨堂は、故人の遺骨を納めるための屋内に設けられた納骨施設です。故人、夫婦、家族など家族形態ごとに利用方法を選べる点が特徴です。

また、遺骨を保存しておくための棚型やロッカー型、仏壇型などさまざまなタイプがあるので、利用者のニーズに合わせて選べます。

3.永代合祀墓(合葬墓)

複数の人の遺骨をまとめて埋葬する「永代合祀墓(合葬墓)」に納骨して供養する方法もあります。永代合祀墓(合葬墓)の供養方法は、遺族や子孫に代わって霊園や寺院が遺骨を管理・供養する「永代供養」が一般的です。

永代合祀墓(合葬墓)は、お墓の維持や管理をする必要がないため、お墓の跡継ぎがいない人や身寄りのいない人でも跡継ぎの心配はいりません。


4.樹木葬

お墓を持たない選択をする人の中には、樹木葬をする人も増えています。樹木葬とは、墓石の代わりに木を墓標とするお墓を持つことを指します。墓石を持つよりも比較的安価で済むため、最近では利用する人が増えています。

自治体(役所)によっては、樹木葬ができる場所は限られているため、あらかじめ確認しておきましょう。

今持っているお墓を返す方法とは

今既にお墓を持っている人の中には、「管理が難しいため、お墓を返したい」と悩みを抱える人も増えています。ここでは、今持っているお墓を返す「墓じまい」について解説します。

墓じまいとは

墓じまいとは、お墓から遺骨を取り出し墓石を解体し、更地に戻して返還することです。お墓に納められている遺骨を別の場所に移すのには、行政手続きやお墓の工事業者とのやりとりが必要です。また、一般的には土地の使用権を借りてお墓を建てるため、墓じまいをする際には墓地の使用権の返還手続きをする必要があります。


墓じまいの手順

墓じまいをするには、複数のステップを踏む必要があります。ここでは、墓じまいを完了するまでの手順や流れを解説します。

事前に親戚の合意をとる

事前に同意を得ないでお墓じまいを進めた場合、親戚間のトラブルを起こしてしまいかねません。自分が継承者として全権限を持っていたとしても、事前に親戚に話しておき合意をとってからにしましょう。

遺骨の受け入れ先を決める

墓じまい後には、遺骨をどこに移すのか納骨先を決める必要があります。手元供養や永代供養、納骨堂、樹木葬など自分たちの要望に沿ったものを選択しましょう。受け入れ先の納骨先と契約が完了した後は、遺骨を受け入れることを証明する「受入証明書」の発行を依頼します。

墓地管理者に墓じまいを相談

墓じまいは、墓域を更地にする工事が入るため、墓地管理者の許可が必要です。墓地管理者にお墓じまいの意志を伝え、「埋蔵(埋葬)証明書」を取得しましょう。墓地管理者がわからない場合は墓地の所属する自治体に問い合わせましょう。

改葬手続きをする

墓じまいをするには改装許可をとる必要があるため、墓地所在地の自治体から「改装許可申請書」を取得しましょう。受入証明書と埋蔵証明書(埋葬証明書)を添えて墓地所在地の自治体に提出すると「改葬許可証」がもらえます。

自治体によっては、墓じまいの補助金が受けられる市区町村もあるので、窓口に問い合わせることをおすすめします。

石材店に依頼する

墓じまいをするには、土木工事をして墓域を更地に戻す必要があるので、専門の石材店に工事を依頼しましょう。墓地によっては業者が石材店を指定する場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。

管理者に墓地を返還する

墓地の返還手続きをして墓地の使用権を返納したら、無事に墓じまいが完了です。墓地の返還が完了したら、新しい受け入れ先に納骨します。納骨時には、新しい受け入れ先に「改葬許可証」を提出する必要があるので準備しておきましょう。

まとめ

本記事では、お墓を持たないで供養する方法やお墓を持たないメリットについて解説しました。最近では、手元供養や樹木葬などお墓を持たない方法があるので、個々の意向に合わせて選択しましょう。

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