火葬式・直葬とは？

一般的なお葬式の場合、納棺と火葬の間にお通夜と告別式をはさみますが、火葬式・直葬の場合はこれらを省きます。

1.臨終

家族・親族・近親者に訃報の連絡をします。

3.安置

安置・枕飾りの準備をします。

4.納棺

故人様をお棺へ移動し、ゆかりものをおさめます。

火葬式・直葬の費用相場

一般葬を行う場合の費用は「告別式の費用」＋「お通夜の費用」＋「火葬場に支払う費用」＋「火葬社に支払う費用」です。
一方で火葬式・直葬を行う場合、お通夜・告別式は省くため、お葬式にかかる費用は火葬場に支払う費用と火葬社に支払う費用の合計金額となります。

葬儀社に払う費用

まず火葬社に支払う費用ですが、少なくとも90,000円はかかります。その内訳と相場は以下のようになります。

1.遺体の搬送

病院から自宅まで、自宅から火葬場まで遺体を運ぶ必要があります。移動距離にもよりますが、10,000円前後～対応している場合が多いです。

2.棺

棺の種類によりますが、相場は６0,000円前後～となっています。

3.ドライアイス

遺体の防腐対策として、ドライアイスが必要です。1日10,000円前後が相場です。

4.葬儀社の人件費

1日あたり30,000円が相場となっています。

火葬場に払う費用

次に、火葬場についてご説明します。
火葬場には公営のものと民営のものがあり、公営の火葬場は各自治体が運営しています。よって故人・その家族が自治体の住民であれば火葬料金が安くなる、または無料で利用できます。一方で民営の火葬場は民間の企業が運営しています。誰でも利用できる一方で、公営の火葬場よりも費用が高くなります。

以下は、地域別の火葬場に払う費用相場です。

東京

・公営
　45,000円
・民営
　59,000円

神奈川（横浜市）

・公営
　12,000円
・民営
　56,000円

千葉

・公営
　8,500円（無料の地域もあります）

・公営
　市民であれば5,000円、市民以外の方が利用する場合は70,000円

京都

・公営
　市民であれば20,000円、市民以外なら100,000円

広島

・公営
　市民であれば8,200円、市民以外なら59,000円

福岡（福岡市）

・公営
　市民の方は20,000円、市民以外の方は70,000円

無料で利用できるところもあれば、その地域に住んでいる人であれば安く利用できるところ、市民でないとかなり高額になるところなど、地域によって火葬場の利用料金はさまざまです。

▼参考記事（一部）
市営斎場のご案内
利用のご案内/札幌市
大阪市：市立斎場のご案内（...>ご不幸>葬儀・霊園・斎場）
名古屋市：市立斎場のご使用料金について（暮らしの情報）

■火葬式・直葬を検討しているあなたへ
火葬式・直葬はお通夜、告別式を行わないため、一般葬に比べ実施料金を大幅に抑えることができます。火葬式・直葬の費用は「火葬社に支払う料金＋火葬場に支払う料金」ですので、それぞれの予算を決めたうえでどこの火葬社にお葬式をお願いするか、どの火葬場を利用するのかを考えるとよいでしょう。

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