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墓地選びの際に押さえておきたい6つのポイント|お墓の種類、墓地選びの注意点も解説

お墓・墓地,終活・準備,葬儀後


墓地選びは、将来にわたり、子孫まで関わってくる問題です。自分自身だけではなく、家族や親族からも理解と同意を得ておく必要があります。この記事では、これから墓地を探す人に向けて、お墓選びにあたって知っておきたいポイントを解説します。お墓の種類、墓地選びの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。



墓地は法律で管理されている

墓地の設置や経営については、墓地埋葬法で定められています。営利目的での経営は禁じられており、経営主体は寺院や宗教法人、地方公共団体、公益法人に限られています。

無許可の墓地に埋葬してはならない

自宅の庭や私有地に、先祖代々のお墓を持つ場合があります。このような個人墓地の中には、行政から許可を取得していない墓地も少なくありません。墓地埋葬法では、無許可の個人墓地への埋葬は違法とみなされ、罰則規定もあります。個人墓地の許可取得状況は、市区町村の役所で確認できます。

墓地の種類

墓地には様々な種類があります。他記事では、みなし墓地などの個人墓地の説明が含まれますが、ここでは経営母体のある墓地について解説します。

公営墓地

公営墓地は自治体が経営主体となっています。その自治体の居住者しか入ることができません。

公営墓地のメリット

自治体が経営しているため、将来にわたって安定した経営が期待できることや、費用が比較的低く設定されていることがメリットです。宗教や宗派を問わない点も公営墓地の魅力です。

公営墓地のデメリット

公営墓地の区画に空きが出ると募集があるものの、人気があるため競争率が高くなりがちです。自治体によっては、応募資格の条件が厳しいこともあります。また、アクセスに不便な場所が多く、立地面でのデメリットもあります。

民営墓地

民営墓地は、宗教法人や公益法人によって経営が行われます。石材店が運営を担っている場合もあります。

民営墓地のメリット

民営墓地は、バリアフリー設備や休憩所、売店などの施設やサービスが充実しています。墓石デザインの自由度が高い点や、宗教や宗派の制約が少ない点もメリットとして挙げられます。

民営墓地のデメリット

民営墓地の多くは、工事を発注できる石材店が決められています。一度でも工事を依頼した石材店があると、他の石材店に発注しにくくなる場合もあります。また、施設やサービスが充実しているぶん、管理費や使用料が高めであることもデメリットです。

寺院墓地

寺院墓地はお寺が運営する墓地で、その多くは境内にあります。原則として、お寺の檀家が入ります。

寺院墓地のメリット

寺院墓地のメリットは、日常的に墓地の管理が行われていることです。また、宗教の専門家が運営主体であるため、お墓についてだけではなく、葬儀に関わる相談も受け付けてもらえるでしょう。

寺院墓地のデメリット

寺院墓地を利用する場合、宗教や宗派の制約があるのが一般的で、その寺の檀家となる必要があります。檀家になると、お寺への寄付やお布施などの経済的支援や、行事への参加が求められます。

お墓の種類

お墓の種類にも様々なものがあります。ここでは、主なお墓の特徴について解説します。

一般墓

家族や親戚など一族で利用し、子孫へ引き継いでいく伝統的な形のお墓を一般墓といいます。和型、洋型、デザイン墓といった形式があります。

和型は、遺骨を納める「カロート」を囲むようにして、花立や水鉢を置く「下台」、建立日時などを刻字する「中台」「上台」、家名を刻んだ縦長の「竿石」で構成されます。洋型は、和型と似た構成ですが、より横長です。刻字のルールがなく、好きな言葉を刻むことができます。デザイン型は、建立者本人が自由にデザインできる個性的なお墓です。

永代供養墓

永代供養墓は、寺院や霊園の管理者が永代にわたって供養するお墓です。主に、お墓の継承者がいない場合に利用されます。埋葬方法には、合祀型、個別安置型、集合安置型があります。

合祀型は、個別スペースは設けず、複数の人の遺骨を一緒に埋葬する方法です。個別安置型は、個別に骨壺を安置しますが、17回忌、33回忌、50回忌などのタイミングで合祀型に移します。集合安置型は、遺骨それぞれの専用スペースに小さな石碑を建て、それらを集合してお墓を作る方法です。

納骨堂

納骨堂は、以前は遺骨を一時的に預かるための建物でしたが、近年ではお墓の代わりに利用されるケースも増えています。納骨堂によってお墓の区画配置は様々で、ロッカー型、仏壇型、墓石型などがあります。

ロッカー型の納骨堂では、納骨スペースが箱型で、縦横複数にロッカー状に並べられています。仏壇型では、上段が位牌で下段が納骨スペースとなっている納骨檀が、横並びに配置されています。納骨堂の室内に一般墓が建立されている形式もあり、これを墓石型と呼びます。

樹木葬

シンボルツリーとよばれる樹木を墓標とするお墓を、樹木葬といいます。自然に還るという意味合いが強いお墓です。埋葬方法には、区画を分けて一人ずつ納骨する個別型、同じ区画で一人分ずつ骨壺を分けて埋葬する集合型、複数人分をまとめて埋葬する合祀型があります。

墓地選びで確認すべき6つのポイント

墓地は子孫の代まで使用することになるため、慎重に決める必要があります。ここでは墓地やお墓を選ぶときに確認すべきポイントについて解説します。

1.立地

立地については、墓地への交通の便、自宅からの距離や所要時間といった、お墓参りのしやすさを考慮する必要があります。高齢になったときの状況や、後々お墓を継いでいく人についても想定しましょう。公共交通機関などを利用して、墓地と自宅を実際に往復してみることをおすすめします。

2.宗教・宗派

墓地によっては、宗教や宗派が制限されています。ここでは制限されるパターンについて解説します。

在来仏教のみ

在来仏教のみに制限されているケースがあります。在来仏教とは、昔から日本にある仏教全般を指し、天台宗・臨済宗・真言宗・曹洞宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗などがあります。

宗派を限定

キリスト教、神道、新興宗教など、特定の宗派のみ受け入れている墓地もあります。お墓に入るためには、その宗教へ改宗する必要があります。

宗教不問

宗教・宗派を問わず受け入れているケースです。在来仏教、キリスト教、新興宗教など、どのような宗教でも構いません。

3.設備や施設

家庭や親族の希望や条件に合わせて、施設や設備について確認しましょう。トイレの数や、法要や会食の施設、売店や休憩所、駐車場、水場、バリアフリーの有無などをチェックすることをおすすめします。

4.費用

墓地やお墓選び際には複数の費用が発生します。各費用の目的や支払先について解説します。

墓石費

墓石費は、墓石本体や納骨室部分となるカロート、施工代金などの合計額です。お墓の立地や墓石の種類・デザインによって費用が大きく異なります。代金は石材店に支払います。民営墓地においては、石材店が指定されている場合が多く、相見積もりができないため、注意が必要です。

永代使用料

お墓の区画は所有するのではなく、借りるものです。墓地の経営者に永代使用料を支払うことで、将来的に子孫まで墓地の使用権を得られます。永代使用料の金額は、お墓の立地や区画の広さにより異なります。

管理料

墓地の共有部分の管理、メンテナンス、水道料金、電気料金などの墓地を維持していくための費用です。墓地の経営者や管理会社に払います。毎年支払うのが一般的ですが、管理料の滞納が続く場合、借りている区画が、はく奪される場合もあります。

5.環境

お墓参りで足を運びやすいように、環境面のチェックも重要です。主な確認ポイントについて解説します。

墓地内の環境

日当たり、風通しが良いとお墓のお手入れがしやすいでしょう。また、水はけが良く、地盤が強固な墓地を選ぶことも大切です。水はけや地盤が悪いと、水たまりによって納骨間に悪影響を生じる場合があります。

景観の良さ

海や山、川などがあり、墓地の景観が良ければ、心が癒されます。季節ごとに楽しめる景観によって、お墓参りの回数が増えれば、家族や親戚との交流につながるでしょう。ただし、良い景観の維持には運営者側のメンテナンスも必要となるため、管理費用を確認しましょう。

6.管理状況

墓地運営者側によるお墓の管理が不十分な場合、参拝者にお墓のお手入れの負担がかかります。清掃やメンテナンスが行き届いているか、スタッフの見回りが行われているか、管理人が常駐する事務所などがあるかといった、墓地の管理状況を確認しましょう。また墓地によっては、初年度の管理費と翌年度以降の管理費が異なる場合があるため、注意が必要です。

墓地選びの注意点

家族や親族の構成や価値観によっては、墓地選びが思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。墓地を選ぶ際に注意すべき点について解説します。

お墓を継ぐ人の有無

お墓を建立したいが、継承者がいない、遺族に負担をかけたくないといった悩みを持つ人は少なくありません。継承者がいない場合、お墓は無縁仏として扱われ、廃棄処分されてしまいます。永代供養墓や樹木葬など、継承者がいなくても安心して建立できる、継承不要のお墓も選択肢のひとつです。

将来的に納める人数

お墓の下に設置するカロート(納骨室)へ納める人数に法的な制限はありませんが、一般的に6~8人の骨壺が納められます。いっぱいになった場合は、ご遺骨を土に還す、永代供養墓に移すなどの改葬が必要です。将来的に納骨する人数を考慮し、スペースに余裕を持たせることが大切です。

親族の同意や理解

永代供養墓は費用が安く、墓地や墓石の管理も不要であるため、子供や孫への負担が少ないといえます。しかし、他人の遺骨と一緒に納骨されると、遺骨を取り出せないといったデメリットもあります。家族、親族内での価値観の違いからトラブルを生じやすく、あらかじめ親族の同意や理解を得ておくことが大切です。

まとめ

この記事では、墓地やお墓の様々な種類について解説しました。墓地選びにおいては、それぞれの特徴やメリットやデメリットを理解し、立地・宗派・費用などの条件や、家族、親族の価値観をもとに選択することが重要です。

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