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終活年賀状について詳しく 解説|自分で書く場合、代筆する場合 の文例やポイント

終活・準備,葬儀後

終活年賀状とは「今年で最後にする」という文言の年賀状のことです。終活を意識し始めた人
や、人間関係の断捨離をしたい人の中には、そろそろ年賀状をやめようと考えている人もいる
のではないでしょうか。この記事では、相手に失礼にならない終活年賀状の書き方やポイント
を、詳しく解説します。円滑な付き合いを続けていくためにも、参考にしてください。

終活年賀状とは?

終活年賀状とは、「年賀状は今年で最後にします」という文言を添えて出す年賀状のことです
。近年、「終活」という言葉をよく耳にしますが、自分の最期を迎えるためにさまざまな準備
を行い、有意義に残りの人生を過ごそうとする前向きな活動です。「終活年賀状」は、そのひ
とつとして注目されています。

終活年賀状を出す理由

ここでは、終活年賀状を出す必要性について解説します。

人間関係を整理するため

年賀状だけの付き合いや、義理や惰性でやりとりしているなど、多くの年賀状を出している人
は、終活年賀状によって人間関係を整理しやすくなります。60代以上は生前整理の一環として
、自分に何かあった時に、家族が本当に親しい人に連絡を取りやすくすることを意識していま
す。30代~50代では、断捨離的な意味合いが強くなっているようです。

年賀状の必要性を感じなくなった

年々、年賀状の発行枚数は減り続けています。スマートフォン所有率は国民全体の8割を超え
ており、60代以上でも6割を超える人が所有しています。年末年始の挨拶も、スマートフォン
などのメールやSNSを利用する人が増えたため、年賀状の必要性がなくなりつつあります。

高齢のため書けなくなった

高齢になると、「手が震える」「目がみえづらくなる」といった症状や、体力の低下などによ
り、読み書きが困難になります。また、記憶があいまいになり、物忘れも増えてくるため、年

賀状の管理に負担を感じて、年賀状を辞退する人が増えています。

負担が大きいため

年末は何かと忙しく、深夜に年賀状を書く人も少なくありません。特に30~50代は、「仕事
」「育児」「家事」に忙しく時間に余裕のない人が多いため、高齢が理由だけでなく、年賀状
を書くことが精神的にも肉体的にも辛く、負担になっていることもあります。

終活年賀状の書き方

新年の挨拶と今後の年賀状を辞退する旨を、以下の構成で記載します。自己都合の理由は避け
て、相手を不愉快にさせないように気をつけましょう。
1)やめる理由
2)辞退の言葉
3)感謝の言葉
4)結び

年賀状を終わらせる理由を書く

年代により年賀状を辞退する理由は異なるため、以下で解説します。

40~50代の文例

終活を始めるタイミングとしてはよいのですが、年賀状辞退の理由として「高齢」は少し早く
感じられます。また、仕事上の付き合いなどを大切にする世代でもあるため、角の立たない文
言を心がけましょう。
・不惑を迎え、少し早めに終活を始めたため~
・年始のご挨拶をメールに移行させていただいており~
・夫婦ともども仕事が多忙なため年賀状をしたためることが難しく~

60~70代の文例

この年代は、終活年賀状を出すきっかけが多くあります。「還暦」「古希」「喜寿」と呼ばれ
る祝い年や、定年退職といった人生の大きな節目もあるため、辞退しやすいでしょう。また、
体力や体調などを理由にするのも角が立ちません。
・寄る年波には勝てず~
・古希を迎え体の衰えを感じるようになりました
・長年勤めた職場を定年退職するはこびとなり~

80代以上の文例

80代以上になると、「傘寿」「半寿」「米寿」など祝い年が数多くあります。祝い年は高齢と
いうことを意味しているため、文面に入れるだけで高齢を理由とした年賀状の辞退になります

・また、高齢による年賀状の辞退は、相手にとって失礼にはあたりません。
・米寿を迎え、最近文字の読み書きが難しく~
・従来通りの挨拶が難しくなったため~
・世にいう「終活」を始めましたので本年を機に~

辞退の言葉を書く

終活年賀状においても、はじめに例年と同じように新年の挨拶を書き、その後に今後の年賀状
を辞退する旨を記します。相手に対して失礼にならないように言葉を選び、丁寧なお詫びの言
葉を添えます。

文例

辞退する際には、以下のような言葉であれば失礼になりません。
・新年のご挨拶は今年を最後に失礼させていただきたく~
・誠に勝手ではございますが~
・今後は年賀状を控えさせていただこうと思っております

感謝の言葉を書く

今までお世話になったことへの感謝の言葉を伝えます。今後の年賀状の送付を辞退しても、日
常的なお付き合いを希望する場合には、その旨も書き添えます。

文例

感謝の言葉は、以下のような文面が良いでしょう。
・長い間お付き合いいただき本当にありがとうございました
・永きに渡り新年のご挨拶を頂きありがとうございました
・今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申し上げます

結びの言葉

終活年賀状も、通常の手紙と同じように相手の健康と幸福を願う結びの言葉で締めくくるのが
マナーです。

文例

結びの言葉には、以下のような文面がおすすめです。
・皆様のご健康とご繁栄を心からお祈りいたします
・くれぐれもご自愛なさいますようお祈り申し上げます
・皆様の益々のご活躍とご多幸を祈念申し上げます

家族が代筆する場合

高齢による体力の低下や、病院や施設に入院・入所、認知症などにより本人が理解・認識でき
なくなった場合には、終活年賀状を家族が代筆して出すこともあります。

注意すべきこと

家族が代筆すると、健康状態を心配されることもありますので、本人が健在である旨をしっか
りと伝えましょう。また「今後の連絡はこちらへ」と書き添えるようにしましょう。

文例

代筆の場合には、以下のように書きましょう。
・当人はまだまだ健在ではありますが~
・持病もあり、本人がご挨拶をすることが難しいため、今後のご挨拶については~
・父は今年○月より入院しております。つきましては~

終活年賀状のポイント

終活年賀状にて相手に伝えるべきポイントについて、5つ解説します。

辞退することを明記する

年賀状を辞退するということを、しっかりと書きましょう。意志を示さないと、終活年賀状の
意味がありません。ただし、縁切りと誤解されないように、相手への気遣いの一文を加えまし
ょう。「皆様方に」「どなた様にも」などの言葉を入れると、他の人にも同じように終活年賀
状を出している印象を与えます。

翌年からの対応についても提示する

翌年以降の年賀状送付についても書くようにしましょう。送付を断る意志なのか、送付は構わ
ないが返信はしないなどを提示します。年賀状はやめても日常的なお付き合いは続けたい場合
は、一文を加えるとよいでしょう。

手書きで一言添える

一番伝えたい内容は、手書きにすると相手が親しみを感じます。また、年賀状は定型文がほと
んどで、丁寧さに欠ける場合もあるため、失礼になる可能性もあります。特に目上の人に対し
ては気をつけてください。感謝や抱負の言葉、相手との思い出やエピソードなどを手書きのメ
ッセージで一言添えるとよいでしょう。

代替案を提示する

年賀状を辞退しても、お付き合いの継続を希望する場合は、メールやSNS電話番号などの連絡

先を書いておくとよいでしょう。連絡先が明記されていると、今後もお付き合いを続けたいと
いう意思が感じられるので、相手が気分を害することを避けられるでしょう。

文字数は多めにする

終活年賀状は、断りの手紙でもあるため、例年の年賀状よりも言葉を増やして丁寧に書くこと
が大切です。短い文面では、手抜きと誤解される可能性もあるため注意してください。文字数
が多ければ多いほどよい訳ではありませんが、これまでの相手とのお付き合いの度合いを意識
して、失礼のないようにしましょう。

終活年賀状を受け取ったら

終活年賀状を受け取ったら、相手の思いを察し、関係性を考慮して対応しましょう。詳しくは
以下で解説します。

返信する

終活年賀状を受け取って、返信しないと気まずいと感じたら、返信する際に「返信不要」の旨
を書いて、自分も最後の年賀状にする旨を一言添えます。

返信しない

終活年賀状に対しては、返信しなくても失礼にはなりません。相手が高齢の場合は「終活の一
環」であると受け取り、あえて返信しないことで負担をかけずにすみます。

まとめ

終活年賀状は、終活を始める人や人間関係の断捨離をしたい人が出す最後の年賀状です。近年
では、さまざまな理由で幅広い年齢層の人が行っていますが、「やめる理由」や「感謝の言葉
」などを書き添えて、受け取る相手に対して失礼にならないように気をつけてください。
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